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とある昔の恋に縛られてる。
2年前まで約2年間付き合っていた彼。
私なんかと比べ物にならないエリートで、モテる人だった。
優しかったし、すごくいい人でとにかく優しい。
1つ年上で包容力もあるけど少し天然で、可愛いところもある。
愛のある言葉もたくさんくれた。
そんな恋人として完璧な人だった。
お互い26と27とかで私はただただがむしゃらに仕事をするのが楽しかった。
彼のほうはなんでもうまく立ち回るから、仕事にも安定感があって余裕だった。
同じ部屋にいても私だけがパソコンとにらめっこしてる日々が続いたり、
私が完全に彼の声をシャットアウトしてしまったり、
彼のひとつひとつの優しさに『ありがとう』が言えなくなった。
最後の方は彼が私に声をかけても『今無理だから後で』なんて言って全部先延ばし。
私の性格上、ひとつに集中すると周りが見えなくなる。
もしかしたら生きるのにほんのり不器用なのかもしれない。
「ねぇ、A、もう俺ら一緒にいないほうがいいかもね」
切なく笑った彼は最後まで私を責めたりしなかった。
でも、どう考えても私が傷付けた。
別れてからもお互い忙しくて引越しが遅れたから少しの間は同じ部屋で過ごした。
何故かその時間は穏やかだった。
だから、嫌な思い出は何故か消えていく。
2人で過ごす最後の日、
「A、ありがとう。
幸せにしてあげられなくてごめんね。」
彼は泣きながら笑っていたのに、
何も言えなくてただ泣くだけだった。
今私に出来る唯一の償いは、
彼を犠牲にしてまで傷つけてまで守ってきた仕事を全うすることだけ、
そう言い聞かせてここまでやってきた。
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はるつぁんこ。 - Twitterから書き終わりましたのツイートを見て飛んできました！！もう最高すぎて……もうありがとうございます！！！！！ (2022年5月8日 0時) (
レス) @page43 id: 46806adbbf (このIDを非表示/違反報告)
ZAVdy3wfTqOL6Rh(プロフ) - もう本当に最高でした!!増田くんの可愛さに終始やられてました。 (2022年5月8日 0時) (レス) @page43 id: 62e21974b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばりぃ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/kmk_valley
作成日時：2021年8月28日 11時
