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弐拾弐 体目 ページ23

「僕の名前、覚えててくれたんだ」



『あれだけすれば、嫌でも覚える』



「そうかい?」



S、なぜ此処にいるんだ。
何かを願ったわけではないのだが。




「何をしに来たか、だっけ?
安心してよ。今日来たのは願いをかなえに来たわけじゃないよ」



『………』



「本当だって。君が新しいところに移ったって聞いたから、どういうところかなって思ってさ」


こいつの本当は信じられん



『………彼奴らに手は出すな』



「へぇ!君が他人の心配をするなんてね。
随分と人を信用するようになったじゃないか」


『黙れ!!!』



私が銃を構えるとほぼ同時に、
私の銃は花束に変わった。


「僕にくれるの?ありがとう!!!」



『お前が変えたんだろう』



「いいじゃないか別に。
とりあえず今日はこれで帰ることにするよ」



Sは後ろを向き、歩き出した。
が、急に止まりグリンと後ろを向いた。



「じゃあ………またね」



そしてまた後ろを向き歩き出した。


フードに隠れた顔は、普通にうっすらと笑っていたが、
夕焼けの紅と重なり、
少し狂気じみた笑顔に見えた

ーーー
ーー


Sが完全にいなくなってから、
私は独り、携帯にイヤホンをつなぎ、音楽を聞いていた。


やはり、こうしていると落ち着く。


…………よし、中原たちのところへ帰るか

ーーー
ーー



「Aちゃん!!!」





「遅せェぞ。………………何があった」





『何もないぞ。昔の友人に会っただけだ』





「………………そうか」



中原は妙なところで勘がいいからな。
気がつかれないようにしなければ。



「帰ろうか」



『そうだな。中原、今日の夕飯はなんだ?』



「あ?そうだな…………何が食いたい」



「私は、パスタがいい!」



「お前には聞いてねぇ」



『私はなんでもいいぞ』



「んーどうすっかな」



そういえば今日は中原にも太宰にも世話になったな………何か礼をしよう


『なら、私が作ってもいいか?』



「はぁ!?お前が?」



『駄目か?』


「別にいいけどよ」



「私もAちゃんの料理食べに行ってもいいかい?」



『あぁ、今日は2人には世話になったからな』



「わーい(⌒▽⌒)」



太宰が喜び、中原がため息をつくなか



1人こんな日々にもいつか終わりが来るのだろうか・・・と思っている私



どうでもいいか。




私はメニューを考えなければ、



2人の好きそうなものにするか。

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弓月(プロフ) - 間違えて2回送ってしまいました。あと、間違ってたらすみません (2018年3月5日 1時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - 芥川さんは幹部じゃなくて遊撃隊隊長じゃないですか?もう黒の時代時の五大幹部は太宰さんと紅葉さんと中也とAとあともう1人じゃありませんでしたか? (2018年3月5日 1時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - 芥川さんは幹部じゃなくて遊撃隊隊長じゃないですか?もう黒の時代時の五大幹部は太宰さんと紅葉さんと中也とAとあともう1人じゃありませんでしたか? (2018年3月5日 1時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 1000hitのお気に入り登録者数5人以上、星に色まで!!!!もう感謝しかないです!ありがとうございまぁぁぁぁす!!!! (2016年2月1日 18時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤンデレピエロ | 作成日時:2016年1月4日 16時

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