卑しき狗は笑わない 参

捌拾壱 体目（81体目） ページ5

〜貴方 視点〜



芥川が傷だらけになりながらも異能で敵を弾き飛ばす。



中原達も大丈夫なようだな。




「フフフッ」



後ろから笑い声が聞こえたと思うと私の頭の中にあの過去の記憶が蘇る。




「アハハッ、次はこのお姉さん」





『ぐっ、Qめ』



それだけは言えたが、
頭に入ってくる言葉、記憶、痛み



《悪魔め》



違う



《化け物！！》



違う！




《お前なんて、この世に必要ない》




ちがう！！！やめろ！！！

私は、悪魔でも化け物でもない！！！

にんげ……




《仲間？ンなわけねぇだろ。
お前なんかを仲間なんて思ったことなんてねぇよ》



この声………



『中……原……』




《仲間どころか、君なんて
此処にもいらない存在なんだよ》




『太宰……』




《お前なんかと一緒いる暇などない》





『芥川まで………や、やめてくれ』




《消えろ》《死 ね》《クズが》



『嫌だ、やめろ
やめろぉぉぉぉぉぉぉおおお！！！！』



頭に響く声を抑えようともがく
そんなことをしても治らないのは分かっていたが





《切れ》

？


《切れ、嫌なもの全てを》


嫌だ


《切れ》無理だ！
《切れ》こんなことしたくない！




《切れ、切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ切れ》





うるさい！黙れ！
もう、私に関わるな！！！


消えろ！消えろ！消えろ！！！




その時、突然
目の前に光が見え
景色が、中原たちが見えた。



『なかは……ら？』




何故そんな目で私を見ている
何故、皆は私に銃やナイフや異能を向けている





『フフッ』





なぜ笑う。私はなぜ笑っているのだ。
ダメだ笑いが止まらない





『アハ、アハハ、
アハハハハハハハハハハハハッ！！！！！』





もう、どうでもいいや。



私は意識を手放した。






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わけわかめヽ(´o｀；
読者さんすみません(；´Д`A

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