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玖拾玖 体目(99体目) ページ24

「じゃあ」




そう言うと太宰は私を見た。
私の能力でやれと?




『はぁ、【斬灯・意識】』




彼女はふらりと倒れる。
それを太宰が受け止め、床に下ろす。



「彼女の異能を私にかけてくれれば、
心 中できたんだけど。でも、私と心 中するのはAちゃんだって決まってるからね」



太宰が私に抱きつこうと手を広げるから、
取り敢えず下がり、目の前に中原を引っ張った。



「中也、邪魔」



「煩せぇ」



中原の手を離す。




『で、なんでここにいるんだ?』



「首領から伝言があってね」



「潰すのはやめにして、ここにいる異能力者とか重要人物の情報を持ってきてほしい

だって」



『……了解した』




私は来た道を戻った。
こうなら最初から言ってくれればよかったのだ。
戻るのが、面倒くさいではないか。



『じゃあやってくる』




あの二人が先生に何かするようなら止める。
それだけだ。


先生は命の恩人、とでも言えばいいか。
取り敢えず、私にとって重要な人だからな。



ーーー
ーー



「太宰」


「やっぱりわかってた?
Aちゃんのアレ」


「首領がそんなこと言うはずねぇからな」


「だよね。無理やりすぎたかも」


「それでホントの伝言はなんだ」


「ここにいる女医さんに渡したいものがあるらしくて、それを預かってきたんだ」


「首領……もしかして、とうとう普通の女に手ェ出してきたか」


「うん違うよ中也。それに普通に女性に好意を寄せるのは、普通だからね。それで、その預かってきたものを女医さんに渡しに行こうと思って」


「それならあいつがいても問題なかったんじゃないのか?」



「それが、Aちゃんには絶対に内緒なんだって。多分Aちゃんの過去、またはあの薬についてか」


「あいつ、薬飲んでんのか?」


「?知らなかったの?」


「あいつの詳細は過去を聞けただけだ。
それ以外は何も教えてくれねぇし、
俺たちのいない所でやってやがる」


「そう。」


太宰は中也との話が終わったようで、
スタスタと医務室の方に歩いて行った。

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トマトマン(プロフ) - �さん» おそ松さんも好きなので是非見させて貰います(_ _*) (2016年3月18日 19時) (レス) id: 7c2eb96b69 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - トマトマンさん» いつも見てくださりありがとうございます!!!私も好きなキャラとかが話に出てくると時々死因が萌えになりますwww昨日、新しい話も作りました!文ストとおそ松さんのコラボです!ギャグっぽくしますが、絶対シリアスになる気がする作者からの宣伝でした! (2016年3月18日 15時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - ヤベー超面白いwww芥川がwwww萌えが死因ってwwwww夢主最強じゃん!!今回も良かったです(*^^*)楽しみにしてます!! (2016年3月18日 14時) (レス) id: 7c2eb96b69 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 中年男の行方ももう少し書きたいと思います。ヤバかったので指定が入るかと思いましたよ(ーー;) (2016年3月4日 21時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 可愛い可愛い夢主ちゃんが汚れれたーーー!!(T_T)中年男許すマジ!!#(`^´)続き気になります!更新頑張って下さい。(^^) (2016年2月29日 20時) (レス) id: 67a72e858a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤンデレピエロ | 作成日時:2016年2月15日 16時

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