玖拾陸 体目(96体目) ページ21
翌日
「二人には重要な任務をやってもらう」
静かに目を開け、森鴎外が任務を告げる。
なんの任務かを私はなんとなくわかっていた。
「A君には事前に行ってもらったからわかっているだろうけど、
武装探偵社を潰すのが今回の任務だよ」
きた。
「場所はA君に案内してもらいなさい。
それでは良い報告を期待しているよ」
「『了解しました』」
ーーー
ーー
ー
それから中原と共に武装探偵社までの道を、二人で歩いている。
『なぁ、中原』
「なんだよ」
『あまり社員には手をださないでくれ』
「それじゃあ潰せねぇだろうが」
『もし、私に何かあったらすぐに出れるように、援護を頼みたい』
中原はムッとしていたが、嫌々ながら承諾してくれた。
すると急に中原が私に近寄る。
「つけられてる」
私も気配を探すと、確かに私達についてくる気配が一つある。
『私が調べる』
報狗で後ろを見る。
そして、隠れている奴の情報だけを見る。
『谷崎潤一郎、武装探偵社の奴だ』
「どうする、ここで始末するか?」
『いや、このままでいい。
見た限り、戦闘員よりかは情報員の方だと思うしな』
そして、武装探偵社に着く。
後ろのやつから通信機を通して私達が来ていることはもう知られているだろう、
多分裏口も入り口もあらゆる所を警戒しているはず。
『中原、前から行く』
「あぁ、援護は任せろ!」
扉を勢いよく開け、銃を構える。
が・・・
『!……誰もいない!?』
そこには誰もいなかった。
「………A!上だ!」
上を見ると少年が標識をもち、私に向かって振り回す。
『うわっ!危なっ!』
思わず後ろに飛び退く。
私が先ほどいた所は、床が凹んでいる
「凄いです!避けました!」
少年が笑った直後、部屋が白い煙に包まれた。
『!!!』
誰がやった!?あの少年……じゃないな
あの少年と同時にもう一つの気配がでてきた。
煙に紛れて攻撃をしようとしているのか?
その後、銃が発砲される。
しかしそれは私に向けての発砲ではなかった。
『中原!!!』
「うぐっ!」
中原に銃弾が当たったようで呻き声が聞こえる。しかし煙で見えないため今の状況が確認できない。
「もらった」
『そこか!』
私は声のした方に発砲する。
しかしそれとは逆方向から痛みが走った。
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トマトマン(プロフ) - �さん» おそ松さんも好きなので是非見させて貰います(_ _*) (2016年3月18日 19時) (レス) id: 7c2eb96b69 (このIDを非表示/違反報告)
薆(プロフ) - トマトマンさん» いつも見てくださりありがとうございます!!!私も好きなキャラとかが話に出てくると時々死因が萌えになりますwww昨日、新しい話も作りました!文ストとおそ松さんのコラボです!ギャグっぽくしますが、絶対シリアスになる気がする作者からの宣伝でした! (2016年3月18日 15時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - ヤベー超面白いwww芥川がwwww萌えが死因ってwwwww夢主最強じゃん!!今回も良かったです(*^^*)楽しみにしてます!! (2016年3月18日 14時) (レス) id: 7c2eb96b69 (このIDを非表示/違反報告)
薆(プロフ) - 中年男の行方ももう少し書きたいと思います。ヤバかったので指定が入るかと思いましたよ(ーー;) (2016年3月4日 21時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 可愛い可愛い夢主ちゃんが汚れれたーーー!!(T_T)中年男許すマジ!!#(`^´)続き気になります!更新頑張って下さい。(^^) (2016年2月29日 20時) (レス) id: 67a72e858a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤンデレピエロ | 作成日時:2016年2月15日 16時