冷酷な雪女郎【ＦＦ】 №２ (ページ38)

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《商店街》

　部活帰りに商店街を歩いている。

円「腹減ったー、みんな雷雷軒によって行こうぜ！」

壁「それ良いッスね」

染「ああ、腹ペコだ。」

半「俺チャーハンにしようかな」

貴「私は……ギョウザで！！」

少「ぼくチャーシューメ～ン」

宍「セレブだな」

　ブーブー土門の携帯が鳴っている音だ。

　みんなが雷雷軒に入る中、土門は…

土「わり―、俺先帰るわ」

円「ああ、じゃあまた明日な！」

土「じゃな」

　人目につかない路地に入り、電話を掛け直した。

土「はい、はい、えっ！個人能力のデータですか？

　あっ、はいイナビカリ修練場でのはい、必ず…」

　そして、電話が切れた。たぶん、電話の相手は鬼道だろう…

　通りトボトボと歩く、ショップに置かれているサッカーボールを見て…円堂の言葉が

円『歓迎するよ！！、フットボールフロンティアに向けて一緒にがんばろう！』

　土門の中で罪悪感が芽生えてくる、ボーとしたまま歩いていると…

？「危ない！！」

　トラックにひかれかけた。

運「バカ野郎、ボーと歩いてんじゃねーぞ(怒)」

木「土門君…」

　さっき、『危ない！！』と言ったのはどうやら木野のようだ。

土「あっああ」

木「大丈夫？ぼんやりしちゃって…」

土「ああ、うんちょっと考え事してたから」

木「考え事って…元気出して、そうじゃないと一之瀬君に叱られるぞ！」

　木野は土門の肩をポンっと叩いて帰って行った。

　土門の脳裏にはあの時の事故の事が…

　《 Iｎ帝国学園総帥の書斎》

　 Aも雷門のみんなとご飯を食べ終わった後、総帥の書斎に来ていた。

　影山は今電話で誰かとやり取りをしている、たぶん冬海だろう

影「率いるチームを決勝戦まで進めるとは、さすがだなぁ冬海…」

冬「申し訳ありません。まさかあいつ等がここまでやるとは…」

影「どんな手を使ってもいい、雷門中を決勝戦に参加させるな…

　いいか…どんな手を使ってもだ。もし、失敗した時は…」

冬「わ、分かっております。なんとしても不参加にして見せます。」

影「フッ」プチ電話を切った。

影「雪峰、冬海が役立たずになったらお前に雷門を潰してもらういいな？」

貴「はい、手段は…」

影「選ばん、お前の好きなようにやれ…期待しているぞ」

貴「ありがとうございます。総帥の期待に必ず応えてみせます。」

貴(どうやって潰そう…)