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ソア『Aはね、守護神なのよ』
敦『な、何を言って……』
ソア『白紙の文学書を知ってるかしら?』
敦『…………書いたことが、真実になるっていう本だよね……?』
ソア『そうよ。元々、この世界も作り物でしかない』
敦『え────?』
ソア『この際だから教えてあげるわよ。その白紙の文学書にも作者はいる。作者はAよ』
敦『え────』
ソア『過去にね、一度だけそれを使った人間がいたのよ』
敦『白紙の文学書を?』
ソア『えぇ。それをかつて使ったのが、Aよ。そして守護神であったAは願いを叶えた』
敦『…………願いの内容は……?』
ソア『異能力者がいる世界を創り出すことよ』
敦『!?』
ソア『世界はたくさんあるの。人間が存在しない世界だってもちろんあるわ。それらは全て、Aが作り出したってことよ』
敦『じゃ、じゃあソアは、ずっと1人……?』
ソア『そうよ。敦に本を渡した直後に、死んだわよ』
敦『そんな、それじゃAさんが死んだのは僕のせい────』
ソア『そんなふうに考えてはダメよ!』
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作者名:AiRA | 作成日時:2018年3月14日 13時