1 ページ1
幼い頃の記憶だ。
僕は芝生の中にある道を、ひたすら走り続けていた。
そして、ある一軒家を見つけた。
とても大きな家だった。庭も綺麗に整えられていて、そこだけ幻想的な空間にいるような感じがした。
少女『あ!久しぶりのお客様だわ!』
敦『…………?』
少女『ごめんなさいね、Aはぐうたらさんなの。きっと今も寝ていると思うわ』
敦『えっと……』
少女『さぁこちらへ!案内するわ!』
フリルが施された着物を着た少女は、僕の腕を引いて家の中へ入った。
少女『A!起きて!お客様よ!』
貴女『っ…………ん……?』
大きなソファには女性が眠っていた。
貴女『ん……?なんだい?見学者か?』
敦『あ、えっと……』
貴女『ふむ、少年、いい目をしているな』
敦『え……?』
貴女『自分はA。よろしく』
敦『な、中島敦です』
少女『私はソア・カーファルーゼリアよ!長いから、ソアって呼んでちょうだい!』
敦『よ、よろしく……ソア……』
ソア『えぇ!よろしく敦!』
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AiRA | 作成日時:2018年3月14日 13時