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太宰side
与謝野『命を大事にしない奴は許さないよ』
貴女『意味がわからない……そんな戯言……』
国木田『お前は敵だが、自ら進んで死ぬことは進めない。俺の理想でもない』
貴女『…………うるさいな……』
太宰『A……?』
貴女『私が死んだところで、何も不利益などないだろう。何故生かした?何故手当てをした?』
与謝野『ここは人助けするとこさ』
貴女『黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れぇ!!!』
まずい、壊れかけている……!!
太宰『A、落ち着いて』
貴女『お前らなんか…………殺してやる!!邪魔者でしかない!!』
国木田『っ!!』
貴女『異能力……』
バンッ!!
その時、大きな音を立てて医務室が開いた。
だが、ここには社長以外の社員がいる。
一体誰が…………
芥川『はっ…………はぁ…………はぁ……』
そこには、息を乱す芥川君がいた。
恐らく走ってきたのだろう。
芥川君の視界にも、私は映っていなかった。
映っているのはAだけ。
Aの目にも、芥川君しか映っていなかった。
芥川君はAへと近づくと、
そばにいた敦君を突き飛ばした。
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作者名:AiRA | 作成日時:2018年2月4日 19時