鳴り止まないピアノの音２ (ページ5)

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与謝野『１つ教えてやるよ。若い医務員』

貴女『！！』

与謝野『これから芥川の傷を治すのはお前じゃない。私だ』

中也『ハッ、お前らはあいつの異能力目当てで拾ったんだろ？』

与謝野『芥川を散々こき使ったマフィアに
言われたくないねぇ。賢治！』

賢治『はーい！きをつけてくださーい！』

ドンッ！！

中也『A、下がってろ』

貴女『っ…………！』

中也『おらよ！』

ドンッ！！

貴女『中也！後ろ！！』

シュッ

与謝野『チッ！』

福沢『応えよ、ポートマフィアの特使』

中也『あ？』

乱歩『君たちは餌でギルドを釣った。ギルドは罠であると分かっていながらも食らいついた。あまりにも餌が魅力的だったからだ。
何でギルドを釣った？』

中也『………………』

福沢『事務員を餌にしただと？！』

中也『すぐに避難させりゃ間に合う』

福沢『…………国木田に繋げ』

国木田『間に合うのは我々ですか？谷崎』

谷崎『はい』

国木田『ギルドと激突する』

与謝野『あんた、芥川がよく話してたよ。
過去にピアノを聞かせた１人だってねぇ』

貴女『芥川君が……？』

与謝野『あの子の心は誰よりも黒い。だが、立ち直れたのはあんたも含まれてると、私は
思うねぇ』

貴女『……敵に言われても嬉しくありませんよ』

中也『行くぞA』

貴女『では失礼します。彼の傷を治すのは、
これからも私です』

与謝野『言ってくれるねぇ。似たもの同士と
いうわけだ』