鳴り止まないピアノの音２ (ページ2)

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芥川『ですが、生憎殺しはやめたのです。今度は僕は人を救います』

貴女『救うって…………あなたが？無理よ。
あなたは皆から……』

芥川『マフィアの信頼なら、今更いりませぬ。探偵社に仲間として見ていただける。それだけで僕は幸せなのです』

貴女『治のことは置いていくの？あなたを貧民街から連れ出したのは治なのに……！』

芥川『僕はこう見えても仲間意識は高いです。貧民街の仲間はとてもいい奴ばかりでした。
今の探偵社のように』

貴女『っ…………！！』

芥川『それでは僕は行きます。マフィアに戻る気はないと話しておいてください』

貴女『………………』

バタンッ！！

貴女『どうして、置いていったの……？芥川君』

国木田『芥川、聞いたぞ貴様。マフィアの
刺客に捕えられたそうだな』

乱歩『でもわざとなんだろ？』

芥川『はい』

与謝野『おやァ？怪我してるねぇ芥川。
治してやろうか？』

芥川『す、すぐに治る傷ですので……』

国木田『ポートマフィアに捕らわれた件の
報告書を出せ』

芥川『………………』

敦『あ、芥川さん！』

芥川『すまんな敦』

敦『いえいえ！無事なら良かったです！』