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目が覚めると、あまり見覚えのない天井が視界いっぱいに広がった。ここはどこだろう。少し頭を動かして視界を移動させると、見覚えのある背中が見えた。




「よさの、せんせい。」




そう声を出すと、与謝野女医は振り返った。
私と目が合うと、ふわっと笑ったあと、ため息をついた。




「全く、あんまり無茶すンじゃないよ。アンタは一般人なんだから。」

「すみません...」




私が溺れて、倒れてから随分時間が経ったのか、窓の外からは少しだけ日が傾いた景色が伺えた。割と長い時間寝てしまい、罪悪感がじわじわと湧いてくる。
とりあえず、皆さんに起きたことを知らせようと足を動かすと、ズキッと右足がいたんだ。




「いっ...?!」

「あーほらほら。足怪我してるんだからあんまり動かすンじゃないよ。」




与謝野女医がため息を付きながら手を貸してくれた。
溺れたときは吊っていただけだと思ったが、足首に包帯が巻かれているのを見る限り、どこか怪我をしているのだろう。

与謝野女医に支えてもらいながら、移動する。ゆっくりと医務室から執務室へと変わるドアを開けた瞬間、パンッと何かが弾ける音がした。そしてその直後に、「入社おめでとう」という声が続いた。




「え、なになに?!」

「Aちゃんは入社試験に合格したのだよ。」

「ごうかく...?」

「おや、わかっていないのかい?Aちゃんは川で溺れていた子供を自分の体を貼って助けたじゃあないか。」




当たり前じゃないか。とでも云うような顔で太宰さんは云った。
そこで納得するのが世間一般的には普通なのだろうが、ふと私の中でただ単に疑問に思ったことが頭に浮かんだ。




「因みに聞くんですけど、どうしてそれを?」

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そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!とにかく可愛くて、平和で見ていて幸せなお話ばかりで、一気に好きになりました!主様の語彙力と文才も素晴らしくて尊敬します!これからも応援しております!頑張って下さい! (12月30日 22時) (レス) @page33 id: 09395bcd27 (このIDを非表示/違反報告)
かっこんとう。(プロフ) - 太宰推しさん» わー!ありがとうございます💞わたしも立原さんと条野さんってどこかで接触してそうだよな…って思って書いたものなので同士がいてとても嬉しいです✨ (12月30日 20時) (レス) id: 0671adeb22 (このIDを非表示/違反報告)
太宰推し - か、、、可愛い、、、てえてえ…何気に立原さんと条野さんとの接触見てみたかったです、、、!之からもお体を崩さない程度に頑張ってください!! (12月30日 4時) (レス) @page33 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
かっこんとう。(プロフ) - I am水さん» ありがとうございます🌷.*本誌が辛すぎて少しでも平和を摂取したいと思って作った作品がこれなので嬉しいです!非ログ勢関係なく読んでくださってることが嬉しいので更新頑張ります🙌 (8月12日 10時) (レス) id: 48a9c45d45 (このIDを非表示/違反報告)
I am水 - なんかこう…日常というか…平和な世界線というか…ええ、大好きです。非ログ勢の為、お気に入り登録…?とかはできないんですが、めっちゃ応援してます!!身体こわさない程度に頑張ってください!! (8月11日 14時) (レス) @page32 id: f9c19b65bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっこんとう。 | 作成日時:2023年3月12日 16時

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