兄もアレなら妹もアレ3【白鳥沢】

121 アレって言うな ページ24

まさに場面は修羅場そのもの！



「天童先輩！会いたかったです！」




私の手を思いっきり突き放し天童の所に。


そして思いっきり抱きついた





「「うわぁお〜♡天童やるぅ〜」」




クラスのみんなはからかい始めた





「ね、質問してるの。何してるの？」





初めて見たかもしれない。

こんな冷たい天童の視線



「何って、Aさんとお話したくて！」





いや！嘘つけ！確実に殺る目してたよ！





すると

天童と○○ちゃんとの小声の会話が始まった





「A、教室戻ろ」



モブ子、モブ美に手を引かれ教室に入ろうとした。


その時だった





「先輩？付き合ってくれますか？」




え？




また告白するとかあの子強すぎ！




天童だって答えは一緒でしょ！





「…わかったよ」






ん？ん？？？？





え？？？？？？？？？





「天童！？」






「よろしい♡」



嬉しそうに天童に強く抱きつく○○ちゃん






「先輩？私にキスしてください！」




「ちょ！何言ってるの！」


すかさずモブ子がつっこむ




「ほら〜はやくはやく」





天童は頷き唇を重ねた





「これで満足？」


「はい！じゃ、帰りまた帰りましょ！」







そして嵐は去っていった








去っていってないわ！！！！






「天童！どうして！！」



「なにが？」




「なんで付き合ったの！？」




「好きだから。」




「じゃ、なんで最初あの子が告白した時、、



私がいるから付き合えないって言ったの？」






「！！…なんとなく」



「答えになってないよ！！」





「ね、A？今日は煩いよ？」





っ！！





「煩い？…いつものことでしょ！」






ﾊﾞﾝｯ





机を倒して天童に殴りかかろうとした






「待て！！」





たくさんの人に止められた





「頭に血が上ってるぞ！A！落ち着け！」







落ち着く？今のは私にそんなことは出来ない

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