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｢……作者が更新サボってたせいでもうハロウィン当日じゃあないですか。どうするんですかジョジョ｣
｢何を言ってるんですか？本作のハロウィン回が終わるまで、ぼくらは決して11月という真実に到着することはない……終わりがないのが終わり、それがゴールド・エクスペリエンス・レクイエム。明日も10月、いいですね？｣
｢は、はあ……｣
という訳で(？)ハロウィン当日に向けて、ぼくらは準備を進めていた。
パッショーネの許しをもらったことで調子にのった主催者により催しの規模は膨れ上がり、噂を聞き付けたテレビ局が取材にくるほどらしい。こちらも予定より多くの人員を割くことになりそうだ。
｢フーゴ、ちょっといいかしら｣
書類の山と格闘するぼくの元へやってきたのはシーラ・E。その手にノートとペンを携えているのが武闘派の彼女にしては珍しい。
｢ジョルノ様から質問よ｣
｢ジョジョがぼくに？｣
｢皆に聞いて回ってるの｣
彼女は話し始めた。
今回の催しにはテレビ局を含めネアポリス市外の人間も多く訪れる。そんな中、警備とは言え明らかに『カタギ』ではない外見の者達が巡回していては色々と不味いのではないか。大体そんな内容の話だった。
｢……つまり、参加者から浮かないようぼくらも仮装して警備に当たるべきと｣
｢話が早くて助かるわ。仮装の希望はある？特に無いならジョルノ様の用意した衣装から適当に選ぶけれど｣
問いかけに暫し考える。……希望、特にないな。我ながら面白みのない意見だが、周囲から浮かない無難なものなら何でも良い。
そう伝えると、シーラ・Eはノートにペンを走らせる。
｢了解。ええと、フーゴは黒タイツ眼鏡女教師衣装っと……｣
｢待ってください｣
耳に飛び込んできた衝撃的な言葉に一瞬頭がフリーズする。何とか絞り出した静止の言葉にシーラ・Eは怪訝な顔をした。
｢何よ、文句あるの？｣
｢大有りですよ！！何が悲しくてハロウィンに上司から支給された服で女装しなくちゃあならないんだッ！？｣
｢仕方ないでしょ、ジョルノ様の用意した衣装は女物しかないんだから｣
｢何故！？｣
｢さあ？でも、ジョルノ様のことだから何かお考えがあるのよ。あんたの黒タイツ眼鏡女教師コスプレにも何か意味があるはず｣
いや無いだろ。我らがジョジョがこんな奇行に走る理由なんて……いや、心当たりある。めちゃくちゃある。
｢Aさん絡みか……｣
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あさはか金魚(プロフ) - 面白い！こんな面白い作品を作っていただきありがとうございます！！ (2020年8月2日 10時) (
レス) id: bae01be7f3 (このIDを非表示/違反報告)
伯(プロフ) - tamaさん» コメントありがとうございます！最初にコメントくれた方ですよね？ずっと読んでくれていたこと、感謝します。これからも頑張ります！ (2019年11月14日 0時) (レス) id: bb5d92349b (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - お久しぶりです！31話からもうわくわくでした！頑張って！ (2019年11月12日 20時) (レス) id: 85d88e1cc2 (このIDを非表示/違反報告)
伯(プロフ) - 美琴さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけてなによりです！ハロウィン後半のテーマは『あの人達と一日限りの邂逅』です。もう11月ですがまだハロウィン回は続くので楽しんでいただけると嬉しいです！ (2019年11月12日 1時) (レス) id: bb5d92349b (このIDを非表示/違反報告)
伯(プロフ) - 幽銀さん» コメントありがとうございます！作者も読んでくださる読者の皆さんがいっぱいしゅき…… (2019年11月12日 1時) (レス) id: bb5d92349b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伯 | 作成日時：2019年9月3日 4時
