【コンパス】私だけのヒーロー:第2部

ヒーローと喧嘩をしてみた1 ページ21

桜華忠臣
｢全く分からん奴だな…もう良い､喚くな｡お前の事など我は知らん｡我が嫌いと言うなら勝手に何処へでも行けばいいだろう‼︎｣
正に売り言葉に買い言葉といった状況が続く内についカッとなって放った貴女の嫌いの言葉に彼も声を荒げて矢継ぎ早に怒号を浴びせます
彼のあまりの剣幕にびくりと肩を震わせ逃げるように部屋を後にする貴女を前に彼は自身の言動の後悔に顔を歪めます
｢……Aにあのような顔をさせるとは未熟にも程がある…今詫びに行った所でAを怖がらせるだけだろうな｡｣
暫くして冷静になり貴女の酷く怯えた顔を思い返して頭を冷やします

13†サーティーン†
｢…触んな｡聞かなきゃ分かんねぇか?怒ってんだよ｡……これ以上傷付きたくなけりゃどっか行ってな｡悪いが今のお前に俺は八つ当たりしか出来ねぇぞ｣
彼に触れようと伸ばした貴女の手を無情に振り払っていつものお喋りな彼とは打って変わった冷めた目をした彼が静かに貴女に言い放ちます
謝る言葉さえ聞きたくないといった彼の様子に悔しさや悲しさが込み上げ涙が滲みますが泣き顔を見られまいと弾かれたようにその場から逃げ出します
｢悪い事したなぁ…あ〜あ､大事な相棒泣かせてつくづくバカみてぇ……Aは俺の事､許してくれるかねぇ…｣
怒りが収まってやっと貴女を泣かせてしまった罪悪感が湧き一人落ち込みます

ヒーローと喧嘩をしてみた2→←一夜を共にしたヒーローにプレイヤーが｢私の初めて返して?｣と言ってみた2・リクエスト

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