【コンパス】私だけのヒーロー:第2部

HUG MEクッションをヒーローに見せてみた1 ページ1

桜華忠臣
｢…?そのくっしょんとやらの文字は何を示している､我に教えろ｡……成程､我の抱擁か｡良いだろうA､近う寄れ｣
クッションの文字の意味が分からず貴女に尋ね意味を理解するとしたり顔を浮かべて貴女を呼び背中に手を回します
彼の抱擁に貴女が嬉しそうに顔を綻ばせて喜ぶ姿を見せると彼も柔らかな笑みを見せて貴女を抱き締めたままそっと髪を撫でてくれました
｢A､こんな物を使って我に甘える事に許しを乞う必要はない｡道具を使わずとも我がお前の全てを受け止めてやるのだからな｣
貴女の目をしっかりと見て自分には遠慮なく甘えてきてほしいと彼なりに伝えてくれました

13†サーティーン†
｢急に甘えてきて可愛い､可愛い俺の相棒は寂しんぼか?…ったく仕方ねぇな､特別にこのオレちゃんがAを抱き締めてやるよ♪ほら、こっち来い｣
彼の目の前でクッションを持って見せると揶揄うように貴女を笑いますが嬉しそうに声を弾ませる様子は満更でもなさそうです
彼が呼ぶ声を合図に貴女が彼の胸元目掛けて抱き付くと彼はよろける事なく貴女をしっかりと受け止め力強くぎゅっと抱き締めてくれました
｢もう良いのか?…残念だがまだ相棒を離してやる訳にはいかねぇなぁ♪俺はまだまだ満足しちゃいねぇぞ｡そういう訳だからもう暫くこのままな｣
貴女を抱き留めたまま話す彼を見るに貴女に甘えたかったのは彼も同じだったようです

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