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❄︎ ページ13
—A few days later—
先日のあの一件があってから
「あ!Aちゃん見っけ‼︎
今日おにーさんと一緒に帰らない⁇」
私の間違いは先輩に
引きずられてしまったようだ
自分で間違えたから強く言えないけど
先輩に妹扱いされるの､なんか嫌
『もう､揶揄わないでください‼︎』
「おりょ?怒らせちゃった⁇
ごめんってもう言わないから〜」
「で､一緒に帰ってくれるの⁇」
まだ答えてないのに
もうなんか目がキラキラしてて嬉しそうだし
“帰ってくれるの”じゃなくて
“帰ってくれるよね”って言われてるみたい
『まぁ､今日は誰とも約束してないですし…
「やｯた〜‼︎‼︎俺Aちゃん大好き〜」
大好きなんて都合良いんだから
どうせ色んな人に言ってるんでしょうに
?今なんかどきっとした⁇
それに先輩が誰に何て言おうと
私関係ないよね⁇
あれ?私なんでこんなに先輩…
〜〜ｯ私､わたし先輩のこと
『ｯご､ごめんなさい先輩‼︎
私やっぱり今日は一人で帰りますｯ!』
「え⁉︎ちょっと､Aちゃん⁉︎」
いつから､いつからこんな気持ち
前はこんなの､全然､全然知らなかったのに
先輩の特別で居たい
先輩が好きだなんて知らなかったのに
この気持ちをわたしはどしよう
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作者名：時雨 | 作成日時：2023年11月27日 15時
