【SnowMan】淡い雪に絆されて:第1部 (ページ39)

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お忍びデート:Ren.M ページ39

—You side—
きっかけは彼の一言だった

「A､たまにはお出掛けしない?」

『お出掛け⁇』

そういえばここ最近はあまり二人で
どこかに出掛けたりしてなかったかもしれない

それにしてもいつになく突然だな

『急だね､どこか行きたい所でも出来たの?』

「そういうわけじゃないんだけど

仕事柄､俺が忙しくてお家デートばっかだから
飽きないかなって」

なるほど､いかにも優しい彼らしい考えだ
付き合いたての時はよくお出掛けもしてたっけ

蓮が外で周りに勘付かれたりすると
せっかくのデートの意味がないってなって
お家デートが増えちゃったんだけどね

『お出掛けか〜､どこが良いかなぁ
ぁ､………ぁ〜でも…』

「決まったの?
遠慮しなくて良いから取り敢えず言ってみ⁇」

『…………遊園地とかってハードル高いかな､って』

遊びたくなって言ってみたはいいけど
絶対人も多いしやめた方が良い

『やっぱり他の…

「じゃあ遊園地一緒に行こう」

『ぇ⁉︎いいの⁇
人いっぱいだし､あんまり楽しめないかもだよ⁇』

「俺がAのお願い断ると思う?
大丈夫､ちゃんと帽子とか被ってくから」

蓮がここまで言ってくれてるのに
私が遠慮するわけにはいかないよね

『じゃあいっぱい楽しまなきゃだね‼︎』