21.涼太side ページ22
本日の仕事は午後から。
打ち合わせです。
そう、噂のB面の。
現在会議室にいるのは、GENERATIONS全員とAちゃん、それとマネージャーとその他スタッフ。
そこにHIROさんが加わった。
HIRO「先日保留にしたシングルのB面についてだが、」
部屋に入ってくるなり、挨拶もそこそこにそう始めたHIROさん。
皆の視線が集まる。
HIRO「涼太、歌詞書いてみないか?」
………………。
…………………………!?
涼太「え、あ、僕ですか!?」
HIRO「この間書いてただろ。今度はちゃんとした形で曲に残さないか?」
涼太「いいんですか!?やります!」
龍友「やったやん、涼太」
突然のことに動揺を隠せないが即決する俺。
……やった!
HIRO「テーマや縛りは何も無い。自由に書いてくれ。締切はそうだな……」
それから詳細を言われる。
まとめると、
・テーマは自由(A面には被らないように)
・Aちゃんに協力してもらいながら
・締切は2週間後
こんなものか。
HIRO「よし、じゃあ短いが打ち合わせは終了。メンバーと宮下さんはこのまま曲の構想を練ってくれ。それ以外は適当に解散」
そうしてHIROさんは部屋から出ていき、他のスタッフもそれに続いた。
A「さて、どうしましょうか」
そう言って机の上にメモ帳を広げるAちゃん。
A「今現在書きたいテーマはあったりしますか?」
書きたいテーマ……。
思考を巡らせながら俺もノートを開く。
亜嵐「お、見せて見せて」
俺のノートに興味を示す亜嵐くん。
個人的なメモだから人に見せるのは少し照れくさい。
ふーん、と言いながらパラパラページをめくっている。
他のメンバーも机から乗り出してそれを見ている。
メン「このノートいつも涼太が持ち歩いてるやつだよね。こんなことしてたんだ……」
玲於「メンさん知らなかったのかよ」
メン「え、玲於知ってたの?」
玲於「メンさん以外皆知ってるし」
裕太「僕も知らんかったー」
笑いがおきて和やかな雰囲気となる。
少し力が抜けた。
166人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なな(プロフ) - さくやさん» コメントありがとうございます!お待たせしてしまってすみません!ゆっくり更新になりますが、楽しいんで頂けるようがんばります! (2016年5月16日 20時) (レス) id: a7057a1863 (このIDを非表示/違反報告)
さくや(プロフ) - おかえりなさい!更新再開、嬉しいです(>_<)ななさんのお話とっても好きです!!楽しみにしてます(*^^*) (2016年5月16日 18時) (レス) id: 5d50bac76b (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 隼月さん» コメントありがとうございます!!werewolfも読んでいただきありがとうございます……!誰か1人気づいていないと今後の展開でちょっと困るので……気づくとしたら小森さんかなと……(笑) (2016年4月29日 2時) (レス) id: a7057a1863 (このIDを非表示/違反報告)
隼月 - Werewolfの作者さんと同じ方でしたか!他の作者さんとは違う作風でとても面白いです!まさかの小森さんだけが気付いているという・・・ (2016年4月28日 20時) (レス) id: 47f734d6ea (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ありゅさん» 腐女子の方でしたか……!腐ってる方からすると物足りないところもあるかもしれませんが、ぜひ楽しんでいってください!人狼の方も読んで頂いてありがとうございます!!! (2016年4月23日 16時) (レス) id: a7057a1863 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なな | 作成日時:2016年4月11日 0時