彼女にとって【東堂尽八】

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2人がコソコソと話をしている間、余った2人も何か話をしていた。




東堂「鳥塚さんは隼人のことが好きなのか？」




華代「はふぇ？！？」




急にそんなことを聞かれたので、華代は顔を真っ赤にした。しかもあまり喋ったこともない東堂が知っているなんて思いもしなかったから。




華代「…まぁ、かっこいいし、色気あるし…。」




東堂「ほうほう…あいつは優しいもんな。」




華代「そうなの！めっちゃくちゃ優しいの！笑った顔とかもう天使かよぉ〜って感じだし！うさぎ育ててるとかもうなに！？かわいすぎてし死ねる！」




急に目をキラキラと輝かせて語ってきたものだから、東堂は思わず笑ってしまった。これが恋をしている顔なんだって、彼女の顔を見ながら納得する。
彼女の恋はキラキラとしてて、甘酸っぱい、青春を代表するような恋だ。




東堂「よっぽど隼人のことが好きなんだな。」




華代「うんっ…って、なんか恥ずかしいこと聞かせちゃってごめんね？あ、私が新開くんのこと好きってことは、誰にも言わないで頂きたい…。」




東堂「勿論言わんよ。…それで、１つ提案なのだが。」




・




華代「…それいい！そうしよ！」




ニカッと笑い、東堂に向かって華代は親指を立ててgoodサインをする。つられて東堂も同じように、goodサインをした。




東堂「うむ。」




丁度タイミング良く、真剣そうな顔をしたレイと、ヘラヘラと笑った新開が2人の元へ戻って来た。

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