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時計は4時を指している。




荒北が目を開けると、目の前には黒髪の女が彼の顔を覗き込んでいた。
反射的に、荒北は跳ね起きる。
するとゴツン、と彼のおでこと彼女の顎が当たる音がした。




「いって。…なにすんだよ。」




荒北「そりゃコッチのセリフだ。
…てめーなんでここにいんだよ。」




黒髪の少女が有紗だと分かると、荒北はまた体を横にし、目の前に広がる空を眺める。




有紗は少し赤くなった顎をさすりながら立ち上がり、空を見上げた。彼女が立ち上がったせいで、荒北から空は見えなくなった。
代わりに彼女の長い足と、フリル付きの下着が見えた。










のではなくスポーツ用のショートタイツが見えていた。
色気もクソもねーなという意味を込めて、荒北は「ケッ」と言ってやった。





それから有紗は、荒北の方に視線を戻し「期待した?」とでもいっているかのようにニヤっと笑った。少しでも期待してしまった自分が、後から恥ずかしく感じた。

まぁ、健全な男子高校生なら期待してしまうのも、当たり前のことだし仕方のないことなのだろう。





有紗「部活行く途中だよ。…アンタがここで寝てるの見つけて来たの。
午後の授業ずっといなかったけど、ずっとここにいた感じ?」




荒北「そーだけどォ?」




有紗は荒北の隣にストン、と腰を下ろした。
そして「サボリ魔め」と言いながら、ヘラっと笑った。




有紗「アンタ、部活行かなくて平気なのかよ。」




荒北「そっちこそな。」




鞄からベプシじゃない方の、赤いラベルのコーラを取り出し彼女は自分の口の中へと流し込んだ。荒北はコーラつったらベプシだろ、と突っ込もうとしたがなんとなく言うのをやめた。




有紗「あたしは部長だから誰も注意してこないのー。…ほら、アンタは大好きな福ちゃぁんに叱られんぞ。」




有紗「…元気ないけどどうかした?コーラ飲む?」




飲ませてあげる気なんて全くないのに、有紗は赤いラベルのコーラを差し出した。




荒北「だぁれがそんなニセモノコーラ飲むかよ。」




有紗「うわ、サイテー。全世界のコ○・コーラファンに謝れー。」




有紗は荒北の腹をベシっと叩く。彼女的にはあまり痛くしたつもりはなかったが、結構痛かったようだ。

そもそもコ○・コーラファンなんているのだろうか?…言ってしまってからそんなことを考える有紗だった。

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設定キーワード:弱虫ペダル , 東堂尽八 , 荒北靖友   
作品ジャンル:恋愛
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もち米太郎(プロフ) - しおらんさん» コメントありがとうございます!!東堂めっちゃ好きで勢いで作っちゃいました笑行き当たりばったりの思いつきの話なので本当文才ないですけど今後も頑張りますんで今後もよろしくお願いします! (2018年9月11日 6時) (レス) id: 498205eb8a (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!荒北も好きだけど東堂かっこいいです!早くくっついてほしい!これからハラハラしそうな予感ですが続き楽しみです!頑張って下さい! (2018年9月10日 13時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち米 | 作成日時:2018年8月13日 18時

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