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東堂、新開、福富、荒北は食堂で昼食をとっていた。




新開「あ、そうだ尽八。日曜日、オレも一緒に出かけるから。」




カツ丼を食べる手を止め、新開はサラリと言った。まぁ彼にとってはそこまで重要な話ではないので、あの「食う?」というやつとさして変わらないものなのだろう。




東堂「は?」




瞬間、東堂の手からフォークがスルリと抜け落ち、地べたに硬いものが当たる音がした。

目の前に座る東堂を一瞬見たが、すぐにカツ丼の方へと目を向けた。そしてまた美味しそうにカツ丼を食べる。




東堂「なんだそれは!聞いていないぞ!」




フォークを取り、東堂は机をダンっと叩いた。




荒北「うるせぇ東堂。」




カレーライスを食べる荒北は、不機嫌そうだった。






東堂「む…。だが、何故デートの邪魔をするのだ!珍しくレイから誘ってきてくれたというのに!」




新開「ごめんって。…でもレイはデートつったら否定してたぜ?」




何故かはわからないが、他人に恋愛関係について聞かれたりすると喋り方が冷たくなる。
東堂絡みだとたまに動揺するが、いつも以上に冷たく否定し、後に怖いことを言ってくる。

しかし見ている限り、彼女は別に東堂のことを嫌っているようには見えない。むしろ好きなんじゃないかって思うような行動も多い。





彼女は表情が変わらないから本当、何を考えているのかわからない。
幼馴染として、十何年も一緒にいる東堂でさえ。しかし東堂より一緒にいる時間が短いはずの有紗には、何となくわかるらしいが…(←凄すぎる)




東堂「……。」




新開「そんなに気にするなよ!もしかしたら照れ隠しかもしれねーぜ?」




東堂が滅茶苦茶落ち込んでしまったので、新開は慌てて励ました。




そんな2人を見ながら「アホらし」と荒北は呟いて食べ終わった皿を片付けに行った。
昼寝でもしようかと思い、裏庭へ向かった。
芝生に寝っ転がった瞬間すぐに睡魔に襲われ、彼は眠りにつくのだった。

28→←いめ画という名の落書き。



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設定タグ:弱虫ペダル , 東堂尽八 , 荒北靖友   
作品ジャンル:恋愛
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もち米太郎(プロフ) - しおらんさん» コメントありがとうございます!!東堂めっちゃ好きで勢いで作っちゃいました笑行き当たりばったりの思いつきの話なので本当文才ないですけど今後も頑張りますんで今後もよろしくお願いします! (2018年9月11日 6時) (レス) id: 498205eb8a (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!荒北も好きだけど東堂かっこいいです!早くくっついてほしい!これからハラハラしそうな予感ですが続き楽しみです!頑張って下さい! (2018年9月10日 13時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち米 | 作成日時:2018年8月13日 18時

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