16 ページ18
しばらくするとカゴにタオルを入れ、鼻歌を歌いながらレイは帰って来た。
よく見ると口にペロペロキャンディーを咥えていた。機嫌がいいのは、多分これが原因だろう。
新開「おめさん、何食ってんだ?」
レイ「あーひゃんひゃらほらっはほ…ぷひんあひ」
口にキャンディーを咥えたままだったので何を言っているかわからない。まぁとりあえず、喜んでいることはわかった。
両手でカゴを持ったまま、レイは荒北の方を向いて口をもがもがさせた。
レイ「あ、ああひは、ああひほおひゃほっへ」
東堂「レイ、行儀が悪いぞ!」
東堂はレイの口からキャンディーを引っ張り取った。
レイ「荒北、そこのお茶とって」
荒北は「わ〜いお茶」と書かれたラベルのペットボトルを取ると、レイに近づき、タオルの上にポスン、と軽く落とす。
レイ「ありがと。」
荒北「ン。」
福富「今日は全員で平坦を走る。2年は今から8分後スタート、3年はその5分後スタートだ。各自準備をしろ。」
福富の合図で部員達は準備にかかる。
そしてレイは、葦木場と一緒にドリンクをボトルの中に入れる作業を始めた。
東堂がレイの方に来て、彼女の口にペロペロキャンディーを入れる。それからレイの髪を楽しそうにいじりだした。
レイ「尽八、準備しなくていいの。と言うか、髪の毛いじるのストップ。」
東堂「ワッハッハ!オレのスタートまではあと13分もあるからな!心配いらんよ!」
レイ「そう。でも髪の毛いじらないでよ。
……あーもう、あとでいくらでもいじっていいからさ。今はやめて、ね。」

72人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もち米太郎(プロフ) - しおらんさん» コメントありがとうございます!!東堂めっちゃ好きで勢いで作っちゃいました笑行き当たりばったりの思いつきの話なので本当文才ないですけど今後も頑張りますんで今後もよろしくお願いします! (2018年9月11日 6時) (レス) id: 498205eb8a (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!荒北も好きだけど東堂かっこいいです!早くくっついてほしい!これからハラハラしそうな予感ですが続き楽しみです!頑張って下さい! (2018年9月10日 13時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もち米 | 作成日時:2018年8月13日 18時