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「「はっぴばーすでいでぃあ有紗〜/あ〜ちゃん」」
「「はっぴばーすでいとぅーゆーー」」←最後ハモらせた。
丁度日付が変わった夜中の0時0分。
部屋の外から歌声が聞こえたので何かと思い、有紗は勢い良くドアを開け、「うるさい!」と叫んだ。しかし、理由はどうであれ、こんな夜中に叫ぶ彼女の方がよっぽどうるさいだろう。
有紗「あ、…レイと華代か。どしたんだよ。」
気だるそうに長くて綺麗な髪を指に巻いてクルクルしながら大きな欠伸をひとつ。
レイ/華代「お誕生日おめでとー/おめでとうっ!」
瞬間、両サイドから「パン、パン!」とクラッカーの音がなり、ヒラヒラが飛んで来る。
誰かいるのか?、と思った有紗は有紗は部屋から一歩外に出て左右を見る。すると同じ部活の友達や、クラスの友達の何人かが使い終わったクラッカーを持ってニコニコしていた。
有紗「ありがと…アンタ達は楽しそうで何よりだな。」
有紗はみんなが部屋の中に入って来ると思い、部屋のドアをしっかりと開けてやった。
しかし誰も入ろうとはしない、ずっとニコニコしたままでいる。ある意味不気味な光景だ。勿論、レイはニコニコとはしていないのだが。
有紗「入んないの?」
華代かカクンと首を傾ける。
華代「うん?別に入る必要はないから!」
有紗「おー、そうなのか。」
去年はこの時間になぜか寮母さんに呼び出され、次に部屋に帰って来たときに「有紗」という主役がいないのに、勝手に誕生日パーティーを始められていた。というなんともシュールなことになっていたが、今年もある意味シュールっちゃシュールだ。
レイ「んじゃばいばい。おやすみ。」
「「「おやすみ〜」」」
レイのお休みの後に続いて、クラッカー隊のみんなも夜の挨拶をする。みんなさっきまで笑顔だったのに、急に眠そうな顔に変わり、すぐさま自分の部屋に戻っていった。
有紗「あ、おやすみ…。」
目をこすりながらドアを閉め、ベットの中に潜り込み、携帯で時間を確認してから、眠る体制へと入った。
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有紗「え?…今年はプレゼントない系?」
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もち米太郎(プロフ) - しおらんさん» コメントありがとうございます!!東堂めっちゃ好きで勢いで作っちゃいました笑行き当たりばったりの思いつきの話なので本当文才ないですけど今後も頑張りますんで今後もよろしくお願いします! (2018年9月11日 6時) (レス) id: 498205eb8a (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!荒北も好きだけど東堂かっこいいです!早くくっついてほしい!これからハラハラしそうな予感ですが続き楽しみです!頑張って下さい! (2018年9月10日 13時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち米 | 作成日時:2018年8月13日 18時