彼女にとって【東堂尽八】

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無事に有紗へのプレゼントを買い終わったので、レイは華代に連絡を入れた。





レイおわった?

kayoまだー!そっちは?

レイおわったよ

レイフードコート行ってる

レイ多分

kayoおけおけ!終わったら向かう!






「既読速いな」と隣で見ていた東堂が呟いたのと同時に携帯を鞄にしまい、東堂の手を引いて歩き出した。




東堂「？レイ、フードコートはそっちではないぞ？」




レイ「気が変わったの。…ちょっとだけ付き合ってよ。」




連れてこられたのはJKが好きそうなブランドの店が並んでいる通り。
どうやらレイは、服を買いたいようだった。




レイ「私に似合いそうな服、選んで欲しくってさ。久しぶりに尽八とこーゆーとこ来たんだし、ね？」




東堂「ぁあ、成程。よし、わかった！そう言うことなら手は抜かんぞ！レイ、まずはこの店からだ！」




一瞬迷ったような顔をしたが、すぐ納得したようにドヤ顔に近い笑顔で答えてきた。そして、レイの小さくて白い手を握って、正面にあるお店の中に入っていった。

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