13話 ページ20
クウカ「(やっぱり記憶をなくしていて、変身のことも忘れてしまっている……
これじゃあURウォッチがあっても……!;)」
『こうなったら……』
私は自分のURウォッチを見て、拳を下ろしたまま強く握った
エルゼ「ふふ〜ん…♪
これで終わりかなぁ〜?」
ピットブル「もう一度言う
降参すれば、いたぶることなく楽に逝かせてやる」
ジンペイ「降参なんかするかぁー!」
人差し指をピッブルに向けて叫ぶジンペイ君
ピットブル「ならば…後悔しながら死ぬがいい!」
『くっ!変____』
私はウォッチで変身の構えを取っ____
?「ちょっと待った!!」
『?!』
突然、聞こえた声に私は、メダルを入れる指を止めた
エルゼ「…!」
何者かの声が聞こえた先を見上げると、
岩の上にナユさんとフードを深く被り、顔が見えない者もいる
ナユ「記憶を呼び覚ますには、思い出すキッカケとなる、記憶の鍵が必要……」
『ナユさん……と…』
ジンペイ「誰だ…?;」
フードを被った人物が、音を立ててフードを取ると……
クウカ「…!!」
そこにいたのは、揺れる黒髪と緑がかった碧い瞳の少年……
『……ッ…来るのが遅いよ……
ラント君!!!』
そこには、あの時死んだはずのラント君が立っていた
クウカ「…っ……」
クウカ先輩は嬉しさのあまり口元を押さえて目尻に涙を溜める
『全く、待たせすぎだよ……
(今、思い出したんだけど生きていたんだよね〜…)』
私は前世を思い出しながら、笑いながらラント君を見つめる
フブキ「あの人、どこかで見た気が…」
リュウスケ「あぁ…」
ジンペイ「見たことあるような無いようなぁ〜!」
ラント「寺刃ジンペイ!」
ジンペイ「え?!」
ラント君に思いきり指差されて呼ばれたジンペイ君は目を丸くする
ラント「数々の強敵を倒してきたお前が、そんな犬もどき如きに押されていてどうする!?
他の者も聞け!私達は、そこにいる宇宙からの侵略者と戦わねばならない!
そして、Aのことをいつまで忘れているんだ!
今すぐにでも、早く全てを思い出せ!!」
ラント君の珍しく熱い言葉に、みんな眉間にシワを寄せた
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルリ - 良かったです!ぜひ短編集…作りませんか…? (2022年5月23日 3時) (レス) id: 1fff0e47b3 (このIDを非表示/違反報告)
ミコミコ - y学園大好きの我から言わせていただくと、神作です! これからも頑張ってください! (2021年12月8日 17時) (レス) @page46 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2021年11月23日 3時