4話 ページ18
そして見えてきたのが……
ジンペイ「これが城!?」
コマ「どう見ても公衆トイレだよね?」
『見るからに公園にありそうなトイレだね…』
私はトイレを見つめながら、そう口を開くと、今度は執事さんが口を開く
執事「いいえ、ここは花子様の城に向かう為の駅でございます!」
フブキ「駅?」
すると……
なんと!トイレの建物の向こう側の右の路線から、細長い何かがやってきて、トイレの前で停車したのだ
執事「その名も、"トイレットコースター"!」
つまり、ジェットコースターのトイレ版という訳だ←
メラ「あんなもんに乗るのか…;」
フブキ「何だかテーマパークみたい」
『す、すごい…!』
ジンペイ君と私以外は唖然としてるのに対して、ジンペイ君と私は目を輝かせていた
ちなみに私はジェットコースターがアトラクションの中で1番好きなんだよね〜←A
執事「そう!この城は、永遠のお友達にいつまでも楽しんで貰いたいという思いで、花子様が築き上げた、
謂わば"トイレの花子さんランド"なのです!」
ジンペイ「じゃあ、俺1番前〜!」
『私は1番後ろにします!』
私達は自分達の場所に移動して、トイレットコースターに乗る
執事さんはトイレの水を流すレバーを下に引いた
執事「では、出発進行!」
すると、後方から水が押し寄せてきて、その圧力でトイレットコースターは前に進み始める!
ジンペイ「うおぉー!楽しー!こんなの並ばずに乗れるなんて最高!」
『本当に最高だね〜‼︎』
ジンペイ君と私は両腕を突き上げて笑っていて、楽しさのあまりにテンションが上昇中である
コマ「ジンペイ君!Aちゃん!前を見てよ!!」
私・ジンペイ『「ん?
……えぇぇえ!?」』←
目の前に見えたのは、レールの先の中に続いているトイレそっくりのトンネル
執事「しっかりお掴まりを。最初のゾーンへ、スプラ〜ッシュ!!」
執事さんは、再びレバーを下に下げると……
水の流れるスピードが一気に速くなって、トイレットコースターは物凄いスピードでトイレの便器に突っ込む!
私・ジンペイ『「フゥーー!!!」』←
私とジンペイ君の二人は、このトイレットコースターを楽しみまくっていた
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年9月4日 6時