2話 ページ19
フブキ・私「『え?』」
ジンペイ「そうなのか!?出てこい!怨霊!」
すぐにジンペイ君は大きな声を出して、マタロウ君に詰め寄る
マタロウ「いや、だから……;」
ジンペイ「こーちょこちょこちょこちょ!!」←
そして何故か、ジンペイ君はマタロウの体のあちこちを両手でくすぐり出した←
マタロウ「取り憑かれてないってぇ〜!」
『アハハハッ……;』
私はこの光景を見て、口から乾いた笑い声が漏れていく
____
マタロウ君から話を聞くため、私達は校舎が近くに見えるベンチに座っている
ジンペイ「悩みがあるなら話せよ!
ぬかくさいぞ!」←
『水くさいでしょ……というか前にも言ったよね……;』
ぬかをつけながらそう言ったジンペイ君を私は半目で見た
マタロウ「……分かった。話すよ」
遂にマタロウ君は、決心して私達にある事を打ち明ける
マタロウ「実は、親の仕事の関係でアメリカに行くことになって……」
『「「アメリカァ!?」」』
あまりにも衝撃な理由に、私達3人は声を合わせて驚く……が
ジンペイ「すげえ!やったなマタロウ!
お前もこれからは、アメリカ人ってことだな!」←
コマ「いやいや、いきなりアメリカ人にはならないでしょ!;」
いつも通りの調子で元気よく口を開くジンペイ君
ジンペイ「とにかく、お土産頼んだぞ!」
『………;』
更にジンペイ君は、ウキウキ気分で楽しそうに体を踊らせる
だが、まだ落ち込んでいるマタロウ君は私達にこう話した
マタロウ「それが……"もう日本には戻れそうにないんだ"…
向こうに"永住"するらしくて……」
「「『えぇぇぇ!?』」」
またしても私達3人は、声を合わせて同時に驚く
ジンペイ「向こうでうな重するのか!?うまそうだな!」←
両手にうな重を持ちながら笑顔を浮かべるジンペイ君に、私はすかさず大声を出す
『"うな重"じゃなくて"永住"!
ずっとアメリカに住んで、もう日本には戻ってこないってことだよ!!;』
ジンペイ「なにぃぃぃぃ!!?;」
私の言葉を聞いてようやく意味を理解したジンペイは、目を見開いて驚愕
フブキ「本当なの!?」
マタロウ「うん……」
フブキちゃんの尋ねに、マタロウ君は俯きながら答えた
ジンペイ「うっ…ううっ……!」
ジンペイ君はマタロウ君がこの学園から去ってしまうことが分かってしまい、あまりの辛さに泣き出した
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ラーイカ - 自分は前までy学園にちょっと興味あったぐらいなんですけどこの神作品を見てy学園にとても興味が湧きました❗最期めっちゃ泣きました😭ありがとうございます‼ (2023年4月25日 18時) (レス) @page36 id: c40491354b (このIDを非表示/違反報告)
よーさく - ありがとうございます。こんな素晴らしい物語を書いてくれて🙏あなたは神だ!!!! (2023年4月16日 23時) (レス) @page36 id: c88dc708d6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - これまで見てきた夢小説の中でいっちばん大好きです!誰落ちとかもなくてさいこうすぎました!!!! (2023年3月29日 8時) (レス) @page36 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
甘雨 - 最高すぎてリピートしてます!番外編とかも書いてほしいです! (2022年8月11日 10時) (レス) @page35 id: 1fff0e47b3 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 控えめに言って最高過ぎました。このお話をPart1から読んできて、軽く5回は泣きましたねハイ面白さと感動と…ほんっとにありがとうございました!!!読んでいる時間がとても楽しくて…原作の方でも思ったんですが、やはり終わりというのは寂しいものですね… (2022年3月8日 22時) (レス) @page36 id: 3be26313f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年3月6日 2時