6話 ページ34
チアキ「Aやジンペイ君たちに出会って、面倒なことばっかりだったけど……わくわくすることも多かった
Aのおかげで過去の呪縛から離れて、前に進む事ができたし
この甘酸っぱい感情も知れたからね……」
胸に手を当てて、そう言うチアキ
すると、上を見上げたノズチカは口を開く
ノズチカ「あぁ…
かつて悪の帝王として君臨していた俺を、止めてくれたAには、今も感謝している……
あの時にアイツが語った言葉は、一生忘れる事はないだろうな……」
Aの事を考えながら、夜空を眺める二人
するとノズチカは何かに気付いてチアキに目を向けた
ノズチカ「…って、これ死ぬ前のフラグっぽい感じになってないか?」
チアキ「まあね。でもまだ死ぬわけにはいかないっしょ
僕にはまだまだAとやりたい事があるからね」
ノズチカ「明日は派手にやってやるか」
____
[展望デッキ]
豪万蛇「ここに来て私は、世界が一つなんだと気付いた」
ラントと豪万蛇は、窓の外の景色を眺めながら、2人で話していた
豪万蛇「高等部と中等部が争うなど、馬鹿げたことをしたな」
すると、豪万蛇の隣にいたラントが口を開いてある話をする
ラント「…豪万蛇先輩」
豪万蛇「ん?」
ラント「無事に戻ったら、中等部と高等部の"合同イベント"を開きませんか?」
横を向いたラントは豪万蛇に、イベントを共に開こうという提案を話した
豪万蛇「いいだろう。ただし、やるならあくまで……」
ラント「"品位"のあるイベント……ですね」
豪万蛇「そして、Aが喜んでもらえるようなイベントにしなければな……」
ラント「はい、そうですね……」
豪万蛇とラントはお互いに向き合って、微笑みながらそう話していた
二人の心の中には、Aの笑顔が浮かぶ
ラント「宇宙人を追っていた私が、古代人と共に決戦とは……運命とは分からないものだ」
豪万蛇「うむ……
Aと共に最後の戦いには必ず勝とう」
ラント「はい、Aは必ず私達が守ります……」
そう話し終わり、二人は共に夜空の景色を見つめていた____
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月26日 3時