13話 ページ29
____
ラント「……着いたぞ」
私達は階段を上がっていき、ついに高等部生徒会室に来ることができた
ジンペイ「ここが高等部生徒会室……」
『………行こうかジンペイ君』
私の言葉を聞いてジンペイ君はコクリと頷き、生徒会室のふすまの前まで近づいて足を止めた
ジンペイ「すーーっ……
たのもーーーー！！！そこにいるんだろ！？
豪万蛇会長ーーーー！！！！」
ジンペイ君はふすまに向かって大声で叫ぶ
__________その瞬間、ふすまが計10枚ほどｽﾊﾟﾝｽﾊﾟﾝｽﾊﾟﾝｯと勢いよく開いていき……
そのすごく奥に、屏風を背に、腕組みをして座っている豪万蛇会長の姿が見えた
マタロウ「って遠っ！！；」
豪万蛇「お……く………たな………」
豪万蛇会長が何かを言っているようだが、遠すぎて何を言っているのか聞こえない
『えっ？；』
ジンペイ「えぇ〜〜〜？なんだってぇ？」
理解できなかった私はキョトンとし、ジンペイ君は聞こえないジェスチャーを出す
豪万蛇「……な……てや………」
ジンペイ「えぇ〜〜〜？」←
ジンペイ君はもう一度耳を傾けると、イラついてきたのか、豪万蛇会長は机を両の拳でﾄﾞﾝｯ!!と叩いた
豪万蛇「お前たち！！！よく来たな！！！
褒めてやるーーーーっ！！！！」
豪万蛇会長の大声が振動とともにこちらに届いてきたが、あまり理解できていないジンペイ君達はきょとんとしている
コマ「……なんか褒めてくれてるよ？」
ジンペイ「実はアイツいい奴なのか？」
何故かそう捉えたジンペイ君は豪万蛇会長に向かって大声で叫ぶ
ジンペイ「ありがとう！！お前ってほんとはいいヤツなのか〜〜！！？」
豪万蛇「いいヤツ？フッ……何をふざけたことを」
ジンペイ「えぇ〜〜〜〜〜？」←
ジンペイ君の態度に頭が来たのか、ブチン、と豪万蛇会長の頭に怒りマークが浮かぶ
どこからかスイッチを取り出し、赤いボタンを親指で押すと____
ｶﾞﾀﾝｯ
「「「『うわっ！！』」」」
突然、立っていた所の床が動き出して自動で前に進んで行き、豪万蛇会長の前まで来たところで止まる
ジンペイ「すっげぇ！今のからくりおもしろっ！もっかい！」←
豪万蛇「やらん」
今のからくりが気に入っているジンペイ君は笑顔でそう言い出すが、
豪万蛇会長は腕組みをしたまま即答
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ゆたんぽ。(プロフ) - 一番最初から、読ませてもらっています。更新楽しみにしてます！ (2022年2月20日 8時) (
レス) @page34 id: 71cc2f4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しみに見ています！翼夜さんの秘密が遂に分かりそうで、面白い!! 無理のない範囲で、更新頑張ってください！応援してます！ (2022年2月10日 8時) (レス) @page37 id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタースト | 作成日時：2022年2月3日 3時
