14話 ページ30
ジンペイ「ちぇー」
マタロウ「ジンペイくんそれより、ほら」
つまらなそうに口を尖らせるジンペイ君に、マタロウ君はコソッと耳打ちすると、
ジンペイ君は自分達がやるべきことを思い出して本題に入った
ジンペイ「そうだ!俺たちは直談判に来たんだ!
中等部の総退学を取り消せ!!あとA の高等部への引き渡しも!!」
しかし、豪万蛇会長が出した答えは…
豪万蛇「どちらも断る」
ジンペイ「なんでだよ!!」
豪万蛇「お前たち中等部が高等部に上がってくるような事があれば、Y学園の未来はない
ゆえに、我々は学園の膿を切除すると決めたのだ!!
だからこそ、竜世Aを引き入れる!
彼女こそこの学園の"模範"になるべき生徒なのだ!!」
『………過大評価し過ぎですよ……;』
豪万蛇会長の張り上げた声を聞いて、私がそこまで評価されている事を知ってしまい、頭を抱えてしまう
豪万蛇「………」チラッ…
『(今…!)』
気のせいかもしれないが、一瞬だけ豪万蛇会長は私の方に視線を向けていた
ジンペイ「俺たちが"海"だと!?
じゃあお前たちは"空"とでもいうのか!」←
マタロウ「ジンペイくん、黙ってて……!;」
こんな状況でもボケているジンペイ君のことを、マタロウ君は慌てて抑えた
するとコマ君は豪万蛇の前に進み出て、話し始める
コマ「豪万蛇会長、話を聞いてください!
僕たちが中等部で騒ぎを起こしていたのは、悪い怨霊を退治するためだったんです!」
豪万蛇「……怨霊だと?」
コマ「それだけではありません
学園の中には宇宙人が紛れ込んでいて、地球を侵略しようとしていたんです!
だから校舎が壊れたり、いろいろ大変なことになってしまっていたんです!」
必死に話すコマ君の言葉を聞き終わった後、急に豪万蛇会長は馬鹿にするように笑い出す
豪万蛇「はははははっ!!
なんとお粗末な言い訳…そんな荒唐無稽な作り話で誤魔化すなど……
言語道断だ!!」
『(やっぱり、信じてくれないよね………;)』
再び恐ろしい形相で怒鳴りつける豪万蛇会長を前に、私は顔をしかめる
すると、ラント君が静かに口を開いた
ラント「豪万蛇会長。我々は、貴方が得体の知れない何か……いや
"地底人"と手を組んでいることを知っている!」
豪万蛇「………」
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ゆたんぽ。(プロフ) - 一番最初から、読ませてもらっています。更新楽しみにしてます! (2022年2月20日 8時) (レス) @page34 id: 71cc2f4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しみに見ています!翼夜さんの秘密が遂に分かりそうで、面白い!! 無理のない範囲で、更新頑張ってください!応援してます! (2022年2月10日 8時) (レス) @page37 id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月3日 3時