転生愛され少女とワイワイ日記 Part2【妖怪学園Y】【高等部編】

20話 ページ11

ゾディアック「なに！？」


バイパー「不死身かコイツら……！？」



これだけやっても倒れないムシャブレイダー達に、3人は驚きを隠せない





「「「「うぉぉぉぉぉ！！！」」」」



反撃といわんばかりに、今度はムシャブレイダーたちが刀を構えてみんなに襲いかかってきた！






マタロウ「ラントくんたちが押されてる……！；」



この不利すぎる状況にマタロウ君は不安そうな顔をした




すると、マタロウ君はあるものを見つけて、ハッとする





見つけたのは、ムシャブレイダーの背後に伸びている"黄金色に輝く長い糸"



マタロウ「あの糸……もしかして！」



マタロウ君はあの糸を見て、ある考えにたどり着き、私達に向かって叫んだ




マタロウ「ジンペイくん！Aさん！」


「『！』」





マタロウ「アイツらスサノブレイダスの"操り人形"なのかも！


スサノブレイダスを倒せば、動きも止まるんだ！！」




『………；』


アース「チッ……！」



しかしその話を聞いても、アースウォーカーNOAとワイバーン・ハンターは喜ぶことはなかった




ジンペイ【倒すつもりでやってるけど……！；】


コマ【斬撃をかわすので精一杯……！；】



『【これじゃあ、攻撃するどころか近づく事すらままならないよ……；】』



あまりにも不利すぎる状況に、中のジンペイ君とコマ君、そして私は悔しそうに呟く





ブレイダス「ハアッ！！」



そうしている間も、スサノブレイダスは斬撃が飛ばしてきた！



その一撃を、空中に飛ぶことで回避したと思っていたが……




アース「グッ！？」



『わっ？！；』




もう一撃がアースウォーカーNOAの腹に直撃し、



ワイバーン・ハンターは三発目の斬撃をワイバーンソードで防いだが、あまりの威力にバランスを崩してしまった




マタロウ「あぁっ！！；」


フブキ「！；」





斬撃により、アースウォーカーNOAと私は地面に落ちて膝をつく




よく見るとアーマーに傷がつき、ワイバーンソードは刃が折れてしまった



ジンペイ【アーマーに亀裂が……！；】


コマ【次喰らったらまずいかも……；】



『【ソードが折れちゃった……；】』


エルゼ【もうソードは使いものにはならなさそうね……；】






その時、ジンペイ君と私は何かの気配を感じ、背後に視線を向けた



『【あっ……！】』


ジンペイ【君は………】






曲がり角の所に、扇子を広げたあの美少女が隠れてこちらを見ている

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