8話 ページ8
____
ラントの目の前の空間には、ソファに座って笑い合っている家族の姿があった
……そう宇宙人によって、もういない大切な家族
幼少期の姿のラントは3人に小さな声で語り出す
ラント《父さん…母さん…マリナ…お別れだ……
ぼくは、仲間たちと………Aと一緒にもう一度前に歩き出そうと思うんだ》
ラントの声は涙声に変わり、瞳に涙が浮かぶ
そして最後にこう言った…
ラント《だから、これで“さよなら”だよ……》
____
ラント「………」
自分の意識が現実に戻り、ゆっくりと瞼を開ける
またすぐに瞼を閉じれば、一筋の涙が頬を伝った
____
Aside
ジンペイ「あれがドッペフッフーかぁ!」←
マタロウ「さらに遠くなってる……;」
『あはは………;』
まだドッペルゲンガーと言えていないジンペイ君に、呆れて半目になっているマタロウ君と私
ライム「お待たせ!」
ライム君の声が聞こえたので目を向けてみると
そこには白いジャケットに【Y】の紋章バッジ、整った正装をしたライム君がいた
チアキ「着替えてきたんだ」
フブキ「それが高等部の制服ですか!?」
『カッコいい……!!』
ライム「そう?僕らは見慣れてるからそんなに感じないけど……
でも、Aにそう言ってもらえて嬉しいかな」
ライム君は自分の姿を見下ろした後に、ニコッと照れくさそうに笑った
……と、またラップの音楽が流れてくる
ジンペイ「ヤバいくらいに♪素敵な制服♪yeah、came on♪」←
いつのまにか高等部の制服を着たジンペイ君がラップをしているのを見て、
ライム君はジンペイ君を目にして目をぱちくりさせた
ライム「……これだと目立っちゃうけど、高等部の生徒が中等部の制服を着ているのも、なんか騙すみたいで嫌なので、」
ジンペイ「い〜な〜、俺もAにカッコいいと言われたい!俺もほーしーいー!!」←
『………;』
コマ「ジンペイくんも高校生になれたら着られるから。ですよね、ライム先輩!」
ライム「あ、あぁ...だね;」
ライム君はジンペイ君を見て、私と同じく苦笑いを浮かべている
しかしジンペイ君のわがままは止まらず……
ジンペイ「今欲しい〜〜!欲しい欲しい欲しい!欲〜し〜い〜〜!!!」←
80人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
鬼滅の妖怪奇談
妖怪ウォッチ使い、「『妖』魔界」ならぬ『魔界』にいざ魔入る!Part5
妖怪ウォッチ使い、「『妖』魔界」ならぬ『魔界』にいざ魔入る! 〜番外編〜 その2!
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
耳黒パンダ - 高等部編!待ってました! (2022年2月19日 20時) (レス) id: 7e5314f463 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 楽しみにしておりました! めちゃくちゃ嬉しいです(嬉しすぎて語彙力がどっかいきました(´∀`*))! (2022年1月26日 6時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月26日 3時