7話 ページ7
ぬらり《ふむ………まだ妖力を使いこなせていないとはいえ…
すでに戦う技術を身につけているとはな………》
『《?…………えっ!?;》』
横から声がしたので振り向くと、ぬらりひょんさんがいつの間にか立っていた
『(ぬらりひょんさん!?何でこんな所に!?!;)』
ぬらり《いきなりで悪いが、私の話をよく聞け》
『《は、はい!》』
私は前世で彼のことはよく知っている為、少しパニックになったが、
ぬらりひょんさんの言葉で落ち着きを取り戻した
化け熊《グォォォオッ!》
話している間も、化け熊はこちらに向かって走ってきている
ぬらり《眼に意識を集中させて、奴の事だけをよく見るのだ》
『《わ、分かりました!》』
ぬらりひょんさんに言われ、私は眼に力を集中させて化け熊だけを見ていた
すると今まで素早かった化け熊の動きが、スローモーションに見えるようになる
『《凄い……!動きが見える!!》』
ぬらり《今度は全身の力を手の平に集め、鋭どい刃のように放出するのだ!》
『《鋭い刃………!》』
すると、私の手の平から刀の形をした青いオーラが出現し、それをギュッと握った
『これで決める!!』
私は刃のオーラで化け熊を一刀両断にして化け熊は地面に倒れ、消滅していく
倒したのを確認にした後、歩いてぬらりひょんさんに近づきお礼を言った
『ありがとうございます、
"お兄さん"!』
ぬらり「お兄さん……!////」
そう言われて嬉しいのか、ぬらりひょんさんの表情がかなりニヤついている←←
かなりレアな表情を見て私は、少し驚いた
『(あんな表情するんですね……;)
私は竜世Aと言います。おにいさんの名前は?』
私に声をかけられ、ぬらりひょんさんはすぐに元の表情に戻った
ぬらり「私のことは、全てを知る男“ぬらり師匠”と呼ぶがいい
私の教えに従えば、お前はもっと強くなれる」
『なるほど……』
ぬらり「ただし、この事は誰にも話してはならない」
『はい、覚えておきます。ぬらり師匠、よろしくお願いします!』
そう言って、私はぬらり師匠におしぎをした
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月10日 3時