転生愛され少女とワイワイ日記 Part12 【妖怪学園Y】【Nとの遭遇】 (ページ11)

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11話ページ11

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[？？？]

真っ白の空間の中、Aは仰向けに倒れていた

『ここまでかな……』

そう口にしてAはゆっくりと瞼を閉じて眠りに落ちようとした____

その時、頭の中で誰かの声が聞こえる

《まだ、寝ちゃだめ……》

『誰……？』

《思い出して、あなたがこの学園に来てから決めた"目標"を………》

『私の目標……？何だっけ…………』

その時、彼女の頭の中から入学したばかりの記憶が写る

その中で彼女が元気よくこう叫んでいた

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【Y学園に入学して、はちゃめちゃな学園生活を過ごすぞー！】

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『(そうだ……思い出した)』

Aは閉じていた瞼を開いて、上を見上げる

『(この世界に転生してから、みんなと楽しく過ごそうて決めたんだった……

なのに私……異星人と必死に戦っている内にすっかり忘れて………)

フッ……』

Aは微笑むと、ゆっくりとその場から立ち上がる

そして、何も無い所で大声を出した

『私は……早くここから出る！

その後にマゼラを倒す！！

そして……みんなと一緒に楽しい学園生活を過ごすんだ！！！』

その時だった

突如青い光がAの前に集まり始める

その光は人の形になり、知っている人物の姿になった

『え…エルゼちゃん………！』

エルゼ「…A、見させてもらったわよ

あなたの"覚悟"を」

『もしかして、試していたの………？』

エルゼ「うん、私はこれを待っていたの…

今こそ…私の"全て"をあなたに………！」

その瞬間、エルゼの身体は青いオーラとなってAの中に入り……

『…………！！！』

周りが眩い光に包まれた____

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結界の外では____

翼夜「！！」

結界から青と白の光が次々に漏れ出していた

その目の前にいる翼夜は、それを目を見開いてその光景を目の当たりにしている

翼夜「(結界が壊れる………)」

ﾄﾞｶﾞｧｯ…!!!

結界は音を響かせて木っ端微塵に破壊され

中からは、凍てつくほどの"絶対零度の冷気"が溢れ出した

そして、その白い冷気の中にいたのは……

？『……………』

そう新しい"HERO"だった

それを見て翼夜は満足そうにこう口にする

翼夜「フッ……合格です」