12話 ページ12
____
[校庭]
5時間が経過した今、プラネットタイムバインドの効力が切れ、地球を覆っていた光が消えてしまった
力を使い果たした3人の変身は解けて、その場に力なく倒れ込む
クウカ「みんな!」
クウカとナユは急いで3人の元に走って向かう
クウカ「フブキさん!フブキさん!!」
クウカはフブキに声をかけて、身体を揺さぶっているが起きるどころか何の反応もしない
ナユ「三人の命は、もう………;」
クウカ「そんな……!駄目だよみんな!
死んじゃいや!!」
ぬらり「早まるな、まだ生きている」
クウカの前にはいつの間にか、ぬらりひょんが立っていた
クウカ「えっ……?」
ぬらりひょんは杖から光を放つと、その光を倒れている三人に浴びせた
フブキ「………ん……」
メラ「イテテテ………」
すると意識を取り戻し、3人とも起き上がる
おそらく、ぬらりひょんがみんなの妖力を回復させたのだろう
クウカ「みんな!!」
リゲル「やはり小細工をしておったか
お前達から片付けるのが懸命のようだな」
ナユ「リゲル!」
上空にはリゲルがこちらを見下ろしていた
リゲル「マゼラ様の食事を邪魔する害虫共め、始末してくれる!!」
突如リゲルの身体がグチャグチャ…と歪み始め、身体が肥大化していき……
リゲルHG「うがぁぁぁあッ!!」
ナメクジのような気持ち悪い化け物、"リゲルHG"へと変貌していた!
クウカ「!!;」
そしてリゲルHGは落下していき、こちらの前に立った
リゲルHG「フフフフ!消し炭になるがいい!!
死ねぇぇぇええっ!!!」
リゲルHGの額にある二つ目の口からエネルギーが溜まっていく
このままではビームが発射されてしまう……と思ったその時____
ドガドガッ!!
リゲルHG「ぐげぇっ?!」
横から青い人魂がリゲルHGの顔面に三発直撃!
そして、彼らの前に現れたのは____
ジンペイ「お待たせ!」
コマ「ただいま!」
『遅くなってごめんね!』
修行を終えたジンペイとコマと、同じく修行を終えて二人と合流したAだった
クウカ「ジンペイ君!コマ君!Aちゃん!」
ナユ「新しい力を手に入れたようですね!」
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月10日 3時