10話 ページ27
フブキは焦っていると、ヘッドセットからラントの声が聞こえてくる
ラント《リトルコマンダーとワイバーン・ゼロなら、まだ気付かれていない
装置を破壊するまでの時間を稼いでくれ》
フブキ「(時間を稼げって……;)」
ラントのかなり無茶な頼みに、フブキはこの状況にジト目になる
エルナ「あれ?」
フブキ「ヒッ!!?;」
エルナ「そういえばあなた、YSPクラブにいなかったぁ?」
エルナにドンピシャリに当てられ、フブキはギクッと肩を震わせる
このままでは、Aとコマの存在が彼女にばれてしまう……!
フブキ「(A……私に力を…!;)」
フブキは頭にAの顔を思い浮かべて、口からごまかすための言い訳を並べ始める
フブキ「わっ私、メカが好きで!
このエルナチャーミングマシーンもすごくカッコいいなぁと思って!;
なのでアホすぎるYSPクラブじゃなくて、"エルナさんみたいな可愛くて優秀な人の方のお手伝いをしたいなぁ〰♪"って!;;」
その言葉を聞いたエルナは疑いの眼差しでフブキを見つめると、面白そうに口角を上げた
エルナ「へぇ…そうなんだぁ〜〜」
____
ラント《リトルコマンダー、ワイバーン、早く装置を破壊するんだ!》
私とリトルコマンダーにラント君の焦った声が聞こえる
しかし、私達はチャーミングマシーンを壊すのにかなり苦戦しているのだ
『今、頑張ってるけど……;』
コマンダー「この装置、かなり頑丈で……!」
____
NOside
フブキ「エルナさんは女子として憧れちゃいます〰♪」
その一方で、若干ぶりっ子口調でフブキはエルナとおしゃべりをして時間をかせいでいた
フブキ「髪もつやつやで、肌も透き通るように白くて…!
なにか秘訣でもあるんですか〜〜?」
フブキに褒めちぎられ、エルナは心なしかご機嫌そうに見える
エルナ「別になにもしてないよ〰?
そういうフブキちゃんだって、可愛いじゃん
まぁ、Aちゃんよりかは劣るけどね」
エルナの口からはよく、Aの名が出されるが
フブキ「本当ですかぁ〜?フブキ嬉しい〰♡」
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時