19話 ページ50
エルゼメキア「あ〰面白かったっ!」
満足そうな満面の笑みを浮かべているエルゼメキアちゃんは、鞭を元のステッキに戻すと
自身の身体がどんどん小さくなっていく
マタロウ「く、来る……!;」
そして私達の前に降り立った頃には、完全に元の大きさへと戻った
エルゼ「さーてと、もう降参しちゃったらぁ?」
ジンペイ「誰がするか!!もう一度アースウォーカーで勝負だ!!」
エルゼ「あのよわよわネコちゃんで敵うわけないじゃ〜ん♪
今の私はAちゃんと遊びたいの☆」
『ッ………!;』
エルゼメキアちゃんの黒い笑みを見た私は、一歩後ろに下がってしまう
マゼラ《もうよい、エルゼメキア………》
突如、エルゼメキアちゃんの表情がガラリと変わる
そして、風紀タワーの天辺からUFOが現れた
エルゼ「ッ…マゼラ様……!」
マゼラ《地球は私が自ら手を下すことにしたのである……お前は下がるのである》
エルゼ「………分かりました」
すっと俯くと、エルゼメキアちゃんの身体が瞬間移動したかのように消える
それと同時に、UFOが高く高く空へと上昇していく
その瞬間、嫌な予感がした
ラント「何をする気だ……!」
すると、UFOの円盤に仕掛けられた4つの吸盤のようなものが赤い光を帯び……
ドォォォォオッ……!!
赤い光線がY学園を、破壊し始めた
ジンペ・マタロ「「あぁっ!」」
『ああぁ…;』
UFOの攻撃で、どんどん火の海と化していくY学園を、私達は何もできずに眺めることしか出来なかった
マタロウ「ッあぁ………僕たちの学校が…………」
コマ「なくなっちゃう………」
『私達……まけたの……?』
私達の目から止まらない涙
Y学園の破壊はすなわち、"私達の敗北"を意味していた
ジンペイ「やめろおぉぉーーッ!!!!」
____
NOside
まさに地獄のような光景に、エマはウー助を抱き締めたままへたへたと地面に座り込んでしまった
エマ「誰か……だれか、たすけて………」
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時