夢はひとつ

千秋楽１ ページ26

川北翔 side





今日は次世代公演の千秋楽そして冬松竹の大千秋楽！


最後やからめっちゃ気合が入る！！





翔「A〜遊ぼ！」





『嫌だ〜』





でもAは乗り気やないみたい





言うても、いつもの事なんやけどね (苦笑)





風雅「A((『琉輝くん〜』





琉輝「はいはい (笑)」





今日は琉輝がターゲットらしい





『んうーもうやだ』





陸「しょうがないやん？始まりがあれば終わりもあるんやし...


また、春松竹あるから」





『やーだー』





いつも冬松竹の千秋楽を嫌がるA


まあ分からなくもないんやけどね…





陸「ちっちゃい子や無いんだから((『皆よりはちっちゃいわ』





陸「はあ...」





琉輝「幼稚園児じゃないんだから、駄々こねないの」





いつもはちっちゃいって言うと怒るのに、こういう時だけはちっちゃい子になる





『次もみんな居るか保証ないやんか... (小声)』





「「...」」





それに関しては皆も何も言い返せなかった





Aも入所して2年以上経った





そりゃあその間に色んなことがあったし…


仲が良かった先輩だって辞めたりした





風雅「...大丈夫やから、いるよ？ここに


来年も再来年も


Aを置いては行かないから」





『や...だ。』





周りとは年がだいぶ離れてるから、置いてかれていくように感じるところがあるのかもしれん





僕が入所した時の小4って考えると...


まだまだ知らない事ばかりで


これからもっと色んなこと勉強して、吸収することに精一杯だったなって思い返す





それに本当に昨日いたと思った子がいつの間にかいなくなってる事だってあった





流星「Aどうしたん」





ちょっとしてから流星くんが楽屋に来た


どうやら風雅が呼んだみたい





『やぁだ』





流星「何が嫌なん？公演するのが嫌なん？それともみんなで居るのが嫌なん？」





『ちゃう。


終わるのが、嫌や...


またしばらく会えないのも嫌や』





流星「じゃあ明日遊びに行こ？」





『...んーん』





流星「それも嫌なん？」





『んー』





いつもなだめるのは康二くんの役目





流星「ちゃんと言わなわからんで？」





『...』





流星「A」





『...ゃ』





流星「Aちょっとおいで」





流星くんが凄い大人に感じた

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