午後3時にこの場所で [ 朱桜司 ] (ページ2)

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𑁍𓏸𓈒

「ここです〜！僕ずっと気になってたんですけど、1人ではいるのは勇気が無くて、」

照れくさそうに自信の髪の毛を弄りながらそう言う創くん。

実は私も気になってたけど1人で入る勇気がなかったと
いうことは恥ずかしいので言わないでおいた。

瀬名先輩の目線もあるが追加されますし。

「わ、これですね！？！？」

Cafe入口にある看板にでかでかと例の

" strawberry大福parfait "

が写っていて思わず大きな声が出る。

「し、失礼しました、」

「えへへ、いいんですよ。早速中に入りましょうか！」

「はい！」

そう返事をしCafeの扉を開けた。

扉に付いている何かが"カランカラン"と音を立てると

急いでこちらに向かってくる店員さん。

「いらっしゃいませ。何名様でしょうか？」

私より遥かに小さい背丈の店員さんに強制的ではありますが

上目遣いでニコッと微笑みそう言われる。

「あう、あ、、に、めいで、」

「 2名様ですね、お席までご案内します。」

どうしてか、変な反応になってしまった私ですが、

気にしない様子で席まで案内してくれる店員さん。

一方の私は恥ずかしさのあまり赤くなる顔を創くんに見られないよう必死に隠していた。