Hemerocallis (ページ8)

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紅一点

それだけで私を叩く人がいる

Aなんていらない

デビューして数年経ったって

その言葉が消えることはない

報われないことの方が多い

何をしてもNoという人がいて

常に刃を向けられているようなもの

私なんて防彈少年團にいらない

私なんて、

必要のない存在であることぐらい

初めから

自分がちゃんと

わかっている

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HS「体調悪いの？」

『っ大丈夫だよ』

HS「薬飲んだ？』

『うん、！』

HS「まぁそうだよね。二の舞だけは演じないでね」

グループにたった1人の女の子の事情なんて

初めからみんな、理解なんてしてくれなかった

体調が悪い

シビアな彼らはそれを理由にすることを許さない

「休むのは倒れてからだから」

デビューして間もない頃

薬を忘れてソファーで休んでいた私に言ったホソクオッパの言葉は今でも忘れない

「だからAはダメなんじゃん」

落胆されたあの日、

何かを失った気がした

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