9月1日 ページ26
「A、誕生日おめでとう」
1つの墓石の前で、手を合わせてから声をかける者の姿があった。
墓石には、小鳥遊A、と刻まれている。
ここは1年前に亡くなった、小鳥遊Aという人間の墓だ。
亡くなったのは、昨日の8月31日。
そして、残酷なことにも、今日、9月1日は亡くなった彼女の誕生日。
彼女の墓前には、花が置いてある。
シオンの花が。
彼女が亡くなっても、無情にも時間は待ってくれない。
どれだけ悲しんでも、泣いても時は止まらない。
彼女は今でも、たくさんの人の中で生きている。
彼女の墓前で、先程誕生日を祝った彼、天馬司の中にだって、彼女は生きている。
彼女が生前用意したプレゼントを、彼は今でも大切に持っている。
彼のお祝いの言葉に対し、ありがとうと声をかけるように風が吹いた。
優しいそよ風が。
“ ありがとうね、司くん ”
どこからか、そんな声が聞こえる気がした。
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山 - ほんとに小説で初めて泣きました､､､！😭ありがとうございます！ (12月2日 13時) (
レス) @page20 id: 63820c968b (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - ほんとにまじで泣きました号泣ですはい。語彙力が飛んでいってしまうくらいに.....ほんとにこんな神作品ありがとうございました.....。 (2023年3月25日 16時) (レス) @page27 id: b88786c77a (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 初めましてこの作品を見ました。泣きましたね本当に。凄く素敵です。語彙力が足りません。凄く素敵です。神です。素敵な作品を世にだしてくれて有難う御座います。 (2023年2月10日 19時) (レス) @page27 id: d83f1a2966 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫@まひめ(プロフ) - 泣きそうになる程素敵な感動な作品さいこうでした！神作ですね！！ (2023年1月15日 19時) (レス) @page27 id: 1bd63e4fa8 (このIDを非表示/違反報告)
S - これを読んでから涙が止まりません。 (2022年12月6日 18時) (レス) @page27 id: 328265c8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲 | 作成日時：2022年8月19日 13時
