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ら ページ12
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Ryusei.F
「ｷｬｱｰｰｰ」
藤井
「…っ、A」
そこにいたのは、紛れもなく、頭から血を流したAで。
藤井
「なぁっ、Aっ、おいっ返事しぃやっ！」
『…………』
数分後、すぐにAは大きな病院の、集中治療室に入れられた。
Aのお母さんが、学校の先生に、なんとか俺を病院に連れさせてくださいってお願いしてくれて、
藤井
「Aっっ」
目の前には、頭を包帯でグルグル巻きにされている、愛しい彼女。
治療室には、入れない。
ただただ君の無事を願うばかりで。
パッと赤いランプが消えたら、決まって医者がくる。
医者
「……私達が、やれることは全て尽くしましたが……すみません。」
あぁ、神様、
嘘と、これは夢だと、早く気づかせて下さい。
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