じゅう〈入間side 4〉 ページ11
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「いたた……。」
いきなり腕を掴まれたから取れるかと思った……。
引っ張られた方の腕を擦ってから、あたりを見回す。
「うわぁ……。」
声を出してしまうほど、凄かった。
何がすごいって、ザ・お姫様みたいなお部屋。
僕が入ってきたとされるドアの周りには大きな動物のぬいぐるみが左右に立ちはだかっている。
床にも、真ん中をごっそり締める大きなベッドにも、ぬいぐるみ、ぬいぐるみ……。
あたりをキョロキョロ見回していると、背後のぬいぐるみの視線が気になって、怖くなった。
あれ、というかなんで僕こんなところに入ってきたんだ……？
そんなことを思っていると、真ん中のベッドがもそり、とうごく。
途端、バサッと布団が飛び、中から人が現れた。
「うわぁっ……！」
その人は、僕をキッと睨みつけるとどんどんこちらへ近づいてきた。
「へっ！？ えっ、何！？」
思わず後ろへ下がるとピタリと止まって改めて僕をじーっと睨みつけた。
この子、見たことある。
「もしかして……Aちゃん……！？」
間違いない、Aちゃんだ。
あのっ、と言おうとしたが、彼女の強い言葉に遮られて、
A「あのさぁ。」
「……はい？」
A「お前、毎日毎日うるせぇんだよ。私の睡眠時間何だと思ってんだ！」
アルバムで見た彼女とは思えない。
本当に、Aちゃん？
あのっ、そのっ、と戸惑っている僕を冷たく見る彼女は、紛れもない、アルバムで見たAちゃん……さんだった。
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秋田県
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ぐりんてぃ(プロフ) - ほしぽんさん» コメントありがとうございます…！一応自己満足作品なので飽きないよう最後までかけるように頑張ります！！ (2022年7月3日 9時) (
レス) id: 91f47c6a3f (このIDを非表示/違反報告)
ほしぽん(プロフ) - 続きがみたーい (2022年7月3日 9時) (レス) @page9 id: 86c5fe95fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐりんてぃ | 作成日時：2022年6月23日 18時
