ミミズクヘッド ページ30
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ゴールデンウィーク合宿最終日
今までの練習の成果を発揮する絶好の機会である梟谷との練習試合
梟谷学園の方々は東京からここまでわざわざバスでやって来てくれているらしく、やって来るのを待っている間、俺たちは朝早くに来てコートの設営を済ませておく
白馬「今日対戦する梟谷ってAがスカウト受けたところだろ?」
『まぁね』
星海「木兎光太郎がいるところだろ!」
白馬「…………誰?」
星海「お前、木兎光太郎も知らねえのか!!」
白馬「バレー始めたばっかなんだから仕方ねえだろ!?」
梟谷学園高校2年 木兎光太郎
全国強豪校でもある梟谷学園高校所属、全国大会に出場した際にはそのパワフルさなどで注目を集め雑誌にも取り上げられている
強力なサーブやスパイクを最大の武器としている
梟谷は木兎光太郎だけのワンマンチームではない
一人一人レベルが高く、選手層も厚い
昼神「はいはい、2人とも落ち着いて。また諏訪さんに怒られるよ」
隣でまたも言い争っていた光来と芽生を諌める幸郎
完全に保護者
朝早くに来た理由はコートの設営準備とは別にもう一つある
対梟谷の作戦を練るための作戦会議だ
視聴覚室を借りて、監督が集めてくれた過去の試合の映像を見る。そこから梟谷の対策を練る
こういった場面で監督が口を挟むことは少ない
自分たちが考え、そして意見を述べる。相手の弱点だったり攻略法だったりを自分自身で発見することを、多分監督は大事にしているんだと思う
主将「やっぱり注意すべきは木兎光太郎だろうな」
昼神「クロスが得意なんでしょうね。ストレートの本数はあまりないので、ブロックもクロスを締めるのがいいと思います」
主将「だな」
『でも、ところどころ落ち込んでる?ようにも見えるような…………??』
星海「多分、しょぼくれモードってやつだ」
『ええ、なにそれ』
星海「試合中に熱くなりすぎて、サーブとかスパイクのミスが増えて、一気に不調モードになることだ」
『へぇ〜』
たしかに試合の映像を見る限り、ブロックに捕まって気持ちのいいスパイクが決まらないことが続くと、ミスが多くなってしまうのが目立っていた
昼神「ていうか光来くん、そんなことよく知ってるね」
星海「調べまくった!!」
昼神「今日をすごい楽しみにしてたんだね………」
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陽捺乃(プロフ) - 続編楽しみに待ってました!すぐに読みます! (2022年5月27日 19時) (レス) id: d5358e22e4 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 陽捺乃さん» ありがとうございます。続編を先ほど公開しました。これからも読んで下さったら嬉しいです^ ^ (2022年5月27日 19時) (レス) id: e59b7a0da3 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 凪さん» 一気読み!ありがとうございます。コメント嬉しいです。更新のモチベになります^ ^続編、もう少しお待ちください (2022年5月18日 19時) (レス) id: e59b7a0da3 (このIDを非表示/違反報告)
陽捺乃(プロフ) - いつまでも待ちます!楽しみにしてます! (2022年5月18日 19時) (レス) id: d5358e22e4 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 陽捺乃さん» ありがとうございます。もう少しかかってしまいますが、ちゃんと続編は作りますので。もう少しお待ちください! (2022年5月18日 19時) (レス) id: e59b7a0da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NANA | 作成日時:2022年2月24日 22時