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推し30 ページ32

「流石…常に2位を維持していることだけはあるな……。完璧なのだよ」

『えへへ……ありがとう』



緑間に出された問題を解くと、ものすごく感心された。


やっぱり褒められるのっていいなぁ。



『でも、そうやって全部解けたのも緑間くんのおかげだよ。ありがとうね』

「!………べ、別に……俺は関係ない。お前の努力なのだよ」

『そんなことないって〜!』





「七島さん」



ふと、大好きな声と共に裾を引っ張られた。



『え………き、黄瀬くん…?』

「………」



黄瀬は不機嫌そうに私を見つめていた。



わ、私何かしたかな?



「………勉強、教えて欲しいっス」

『…………へ?』

「ダメっスか……?」



捨てられた子犬のような目で見てくる黄瀬に、私はつい頷いてしまった。



あぁ……幸せ過ぎて死んでもいいかもしれない……←



黄瀬可愛いかよ……黄瀬可愛いかよ………(大事なことなので2回((ry)





『えっと……ここは、3を代入するの。そしたら、ここは7になるでしょ?』

「なるほど!じゃあ、答えはこうっスか?」

『そう!流石黄瀬くんだね。飲み込みが早いというか』

「七島さんの教え方が上手いんスよ。あ、赤司っちの教え方も上手いんスよ?けど厳しいから…」

『あはは。確かに、赤司くんはスパルタってイメージがあるなぁ。けど赤司くんの方が頭良いし、教え方はあっちの方が良いと思うよ』

「赤司っちの話だと、確か七島さんって学年2位っスよね?」

『うん』

「そっか……。……俺、七島さんの事なんにも知らないっスね……」

『?黄瀬?』



顔を覗き込むと、綺麗な黄色い目とバッチリ合う。



「……君の事を知りたい」

『………え?』

「七島さんの事を全部知って、それで……赤司っちや緑間っちから奪いたい」



もう嫉妬なんてしたくない、と黄瀬は私を見つめた。



『き、黄瀬くん?どういう………』

「絶対に、本気で惚れさせてみせるっス。………覚悟してて」





何の事なのか、私にはさっぱりだったけれど








ただ、黄瀬の真剣な眼差しに目を奪われた。


.









.









.









.









.









.


『(惚れさせるって……好きな子でもいんの!?誰だその羨ましい奴は!!)』←

「(これ、絶対勘違いしてる顔っスよね……)」

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りおん - すごく面白いので、もったいないと思います! (2018年12月26日 17時) (レス) id: f919ba13cc (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - この作品が凄く面白いのでそろそろ更新して下さるとありがたいです。どうぞよろしくお願い致します (2018年10月19日 22時) (レス) id: 0eba96f5ee (このIDを非表示/違反報告)
みかづち - 凛恋@キドさん愛し隊さん» ご指摘ありがとうございます!更新頑張ります!! (2018年8月24日 22時) (レス) id: 2ae2904005 (このIDを非表示/違反報告)
凛恋@キドさん愛し隊(プロフ) - 面白いです!応援してます!因みに黒子の名前は片仮名でテツヤですよ (2018年8月22日 22時) (レス) id: 64b5b9dc76 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち - 彩香さん» ありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします!! (2018年8月2日 10時) (レス) id: 2ae2904005 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかづち | 作成日時:2018年7月20日 23時

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