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文次郎side
留三郎との合同忍務をやる事になり今まさに忍務の場に居るのだがおかしい。
確かに敵の気配はする。だがそれにしても気配があからさますぎる。
プロの忍びだとしても分かりやすすぎる。ざっと十人もしかすると...
留三「よし、勝負だぁ！！」
文次「待て留三郎っ!!」
留三郎が茂みを飛び出し、どこかの城の忍者と思わしき忍びに目掛けて手裏剣を投げた。
すると、予想していた数よりも多い忍びが忍刀を構え留三郎を襲おうと飛び出してきた。
留三「しまったっ！...」
留三郎はバランスを崩しその場に倒れた。
文次「こんの！勝負バカが！」
俺は留三郎に迫る忍びを袋槍で追い払った。
留三「っ！文次郎...」
文次「いいから早く立て！」
相手は喋らずただひたすら攻撃をしてくる。
そりゃそうか、このバカが後先考えずに飛び出したらそうなるか。
でも、これはこれで良かったのかもしれない。
文次「留三郎、やるぞ。今日はギンギンに鍛錬が出来る！」
留三「あぁ！今度こそ、勝負だ！」
こんなに留三郎と協力して戦うのは久しぶりかもしれない。コイツはライバルだ。だが、たまにはコイツと協力するというのもいいかもしれん。
すると相手は扇子を出してきた。ヤバいこれはっ！霞扇の術！
身体が痺れる...！それに、煙幕にもなるのか！見えない...
留三郎は無事か...!?
留三「ッ！！！」
鉄双節棍と敵の忍刀がぶつかり合う音が聞こえる。
留三郎、さっき足挫いてたよな。俺が数を減らさないと
すると、急に雨が降り始めた。
雨のおかげで煙幕が消え視界が良くなかった。
文次「よし...」
留三郎の為に俺は戦う！
雷がｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛﾋﾟｼｬｰﾝと大きな音を立て落ちた。
忍「ヒィ〜雷怖い〜！」
他の大勢の忍びもそう言いながら、逃げていった。
文次「...え？」
雷で帰るだなんて...
留三「待て！！まだ勝負は終わってない!!」
留三郎はそう言いながら走ろうとした、が、足の痛みでその場にしゃがんだ。
留三「クソっ！」
文次「留三郎、無理するな。お前足挫いてるだろ。」
留三「バレてたのか。それよりお前は霞扇の術で身体大事なのか？」
文次「少し痺れはまだあるが大丈夫だ。」
伊作「二人とも〜！」
留三「そっちは終わったのか？」
伊作「うん！それでさ、って！怪我してるじゃないか！！」
それで伊作は切傷に包帯を巻いてくれた。
文次「留三郎、足」
留三「これは大丈夫だ。」
文次「後で何言われても知らんからな。」
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はるか(プロフ) - qさん» qさん、コメントありがとうございます！楽しんで下さっているようで凄く嬉しいです。^^ (9月12日 19時) (
レス) id: 95c79412d3 (このIDを非表示/違反報告)
q - わあああ！新作ありがとうございます！いつも読んでます！めちゃくちゃ面白いです！ (7月28日 15時) (レス) id: ed7dbd6ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2023年7月17日 16時
