第51話 ページ1
『暑い。プール入りたい』
そう言いながら私は医務室の布団に寝転がっている。
伊作「今プール入ったら、お腹の傷口に雑菌入って膿が出来て治りずらくなりますよ。」
『だよなぁ〜』
あの騒動から、もう2日が経った。
『鍛錬しちゃd 伊作「ダメです。」
『だよなぁ〜』
伊作「一週間は医務室に居ないとダメと新野先生も仰られてましたよ。ま、一週間で大丈夫と言われる回復力もおかしいですけど。普通は一ヶ月かかる所を一週間て。本当に先輩の体どうなってるんですか？」
『タンパク質と脂肪と水だが？』
伊作「それは僕もそうですけど！」
しばらくすると足音共に誰か医務室へ来た。
きり「ここです」
？「きり丸くん、ありがとう」
？「すまんな...」
乱太「伊作先輩、ちょっといいですか？」
っ！額の十字傷っ！
『乱太郎！そいつから離れろ！っ！痛っ！』
しん「A先輩！？」
伊作「A先輩！布団で寝てないとダメじゃないですか！」
？「大丈夫ですか！？」
『来るな！後輩に手を出したら許さない！』
私は苦無を向けた。
矢場井でない方が矢場井を庇った。
きり「？本当にどうしちゃったんですか？」
伊作「...あ！そっか！A先輩！この人は大丈夫ですよ！」
伊作は私を宥めるように肩を掴んでそう言った。
伊作「この方は兵庫水軍の鬼蜘蛛丸さんです。で、舳丸さんです。」
『兵庫水軍...』
乱太「前に話したじゃないですか！」
『そっか...私はてっきり...すみません、鬼蜘蛛丸さん、舳丸さん。取り乱して武器を...あ、私、七年の伊賀のAです。』
伊作「鬼蜘蛛丸さん、舳丸さん少しいいですか？」
鬼蜘「はい。」
伊作は二人を連れて部屋を出た。
きり「A先輩、お2人はずっとA先輩にお会いしたいと話していたんですよ！」
『そうなのか？』
乱太「はい！プールを作ったって話とか先輩が強いって話とかしたら、ぜひお会いしたい！って。」
しん「それでお2人に今の先輩の事を話したらお見舞いに行かせてくれって、それで連れてきたんです」
『そうだったのか。』
乱太「もしかしてダメでしたか？」
『あ、いや、大丈夫だよ。そんな顔をするな！』
私は3人の頭を撫でた。
私の中で額の十字傷は警戒人物と刻まれていたから思わず身構えてしまったが。
みんなが信頼している相手ならば大丈夫だ。
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はるか(プロフ) - qさん» qさん、コメントありがとうございます！楽しんで下さっているようで凄く嬉しいです。^^ (9月12日 19時) (
レス) id: 95c79412d3 (このIDを非表示/違反報告)
q - わあああ！新作ありがとうございます！いつも読んでます！めちゃくちゃ面白いです！ (7月28日 15時) (レス) id: ed7dbd6ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2023年7月17日 16時
