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守一郎くんと走って蔵に向かった。

浜「ない!兵糧がない!」

蔵の中には、乱きりしん三治郎と...

『ゲッ...花房牧之介。まさかお前兵糧全部食った?』
(ㅍ‐ㅍ )

花房「‎少し頂戴したが、全部は食ってない!その前にその顔やめろ!」

『守一郎くん、この藁の下。』

花房「無視するな!」

浜「穴...」

乱太「一体誰が兵糧を?」

浜「タソガレドキ軍だよ」

三治「つまりタソガレドキ軍がこの城外に通じる穴を掘って」

乱太「もしかして!雑渡さんがわざと金属音を出して戦って、地下から兵糧を運ぶ音を私たちに聞かせないようにしたのかな!」

『その通り!乱太郎、三治郎、よく出来ました!』

私は2人を撫で回した。

浜「もうタソガレドキ忍者のやつは...くっそう...雑渡昆奈門の大嘘つきめ...こんな早く籠城が終わっちゃうだなんて!まだ、籠城したかったのに!!」

きり「はいはい...」

乱太「私達はもう十分です。」

一年は組の4人+牧之介は蔵の外に出た。

『守一郎くんはこの場所が大好きなんだね』

浜「大好きなんですかね...?」

『雑渡さんに相談してこようか?守一郎くんがいつでも籠城できるように取り壊さないでと』

浜「そんな事出来るんですか!?」

『あぁ、きっとできる。約束するよ。じゃ私は雑渡さんの所に相談しに行く〜。守一郎くんも乱太郎たちの所へ行ってて』

浜「はい!」

私は木の上にいる雑渡さんを見つけて声をかけた。

『雑渡さん』

雑渡「おや、Aくん。どうしたんだい?」

『こんな事言うのはなんですが、ホドホド城の取り壊しは止めてもらえることって可能ですか?』

雑渡「いいよ。」

『ですよねぇ...無理ですよねぇって、え?いいよ?って言いました?』

雑渡「まず、A君に言われなくても取り壊す気は元々無かったからね。」

『そうだったんですか...じゃ、私はこれで!怪我したらいつでも忍術学園に居らしてくださいね!手当するんで!』

雑渡「居らしていいんだ...。」

私はその後、タソガレドキ軍が出たであろう横穴に向かった。

伊作と文次郎だ。あの二人も来てたんか。

って文次郎怒ってるのか?...ってあれ?やばくないか?

文次郎が頭を土壁にぶつけた。

確かあそこって井戸に隣接してるって事は...

伊文「「うわぁぁ〜!!!」」

伊作と文次郎が勢いよく井戸から吹き出した。

嘘だろ...籠城できない城になった...

『どうしよう...』

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作者名:はるか | 作成日時:2022年10月11日 17時

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