第26話 ページ24
今日からゴールデンウィークだ。
『兄さん、先にきり丸と帰っておいてください。私は借りた部屋の掃除をしてからそちらに向かいます』
土井「分かった。じゃ、きり丸行こうか」
きり丸「はい!」
私はきり丸と兄さんと逆の道を進み一人暮らし用で借りた部屋に着いた。
『大家さん、お久しぶりです。それに、家賃もまけてくださって...申し訳ないです』
大家「大丈夫だよ〜。君の事情はしっかり聞いているしね」
この大家さんは本職が忍者なため、物分りが良すぎる
『少し掃除して帰ります。そしたらまた、部屋の警備お願いします...』
大家「任せて!」
私は部屋に入ると、換気をし掃除を始めた。
言ってほとんど使っていないし、なんもないためすぐに終わった。
正直私も部屋借りる必要あったか?と思い始めてる。
ま、あそこにきり丸がこれから住むとなると、狭いしそう考えると一人暮らしでもいいのかもしれない。
さてと、兄さん家に...
大木「よぉ!A!」
『大木先生、どうしてここに?』
大木「今日からゴールデンウィークと聞いてここに居るのではと思ってな!」
大木先生の家はここから地味に近い。
『で?用は?』
大木「これ、うちの畑のらっきょうだ!良かったら食べてくれ!それから去年から作り始めた人参も大量に取れたからな!はい」
大木先生は大量のらっきょうと人参をくれた。
『この後、半助兄さんの所に帰るんで、一緒に食べますね!』
大木「あぁ!そうするといい。じゃ、またな」
『はい』
という事で、兄さんの家に向かった。
昼すぎてしまったなぁ...
『ただいま戻りました』
土井「おかえり。」
きり「おかえりなさい」
『うん。ただいま。』
私はきり丸の頭を優しく撫でた。
『そうだ、大家さんとおばちゃんにお土産あるんだった〜!』
そして、私は大家さんとおばちゃんのところへ向かった
〜きり丸side〜
正直、土井先生とA先輩と一緒に暮らすのは嬉しいと思ったが、不安もあった。
2人は学校でも本当の家族のような雰囲気があって、そこに俺が居ていいのかって思ってたんだ。
だけど、そんな心配要らないんだなってここに来て思えた。
きり「A先輩が言ってた土産って?」
土井「あぁ、Aはしっかりしてるから、いつもああやって、大家さんと隣の家のおばちゃんに毎回お土産を渡してるんだよ。おかげで、Aが居る時は大家さんと隣のおばちゃんの機嫌がいいんだ。」
きり「へ〜そうなんすか」
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作者名:はるか | 作成日時:2022年10月11日 17時